放送日:2012年3月21日
あらすじ
公式
シーズン10もついにクライマックス!
神戸尊が特命係を卒業する最終回は絶対に見逃せない!バイオテクノロジー研究所の主席研究員・嘉神郁子(真野響子)が、文科省に呼び出され、娘の茜(浅見れいな)を使いクローン人間を作っていることを認めた。
何者かが告発文を文科省に送り付けたらしいが、クローン人間が誕生するというのは本当なのだろうか?
娘の茜は、半年前に夫と5歳の息子を事故で亡くし、自殺未遂を起こすほどのショックを受けていた。
そんな失意のどん底にある茜に頼まれ、やむなくクローン人間の制作に着手してしまった郁子。
郁子の息子で茜の兄でもある隼斗(窪塚俊介)だけは茜が身ごもっているのがクローン人間だと知っていたが神への信仰心が強く、たとえ母親や妹であろうとも、クローン人間を作ることは「神への冒涜」だというのだ。
しかし、そんな隼斗に対して郁子は勝ち誇ったように言い放つ。
「ママは捕まらないと思う」と。
事実が公になれば、国際的な問題となってしまう。
そんなことになるぐらいなら、日本国家は事実を隠ぺいするはず…。
強気な母に驚きを隠せない隼斗だったが、事実、隼斗は片山雛子(木村佳乃)とあの長谷川宗男(國村隼)に首相官邸に呼び出されてしまう。
代議士の雛子は現在は総理補佐官を務めており、元警視庁副総監の長谷川は、警視庁人質籠城事件(「相棒-劇場版II-」より)を受けて警察庁長官官房付きという閑職の身分にいた。
「君は今後一切このことを口外しないこと」と言われクローン人間のことを口止めされてしまう。
やり切れない隼斗は公園にやってくると、突然大声で演説を始めてしまう。
「あと数カ月でこの日本に、クローン人間が誕生するんです!」
そんな奇行に誰もが耳を貸そうとしない中、偶然通りかかった右京(水谷豊)と尊(及川光博)は顔を見合わせ…。
事件に興味を抱いた右京と尊は、やがて真相へと近づくのだが、その解決方法をめぐって2人は…。
右京の相棒として3年間特命係に在籍した尊が特命係を卒業する大変革が起きる最終回、再登場ゲストも交えた壮絶なストーリーの結末は絶対に見逃せない!ゲスト:真野響子 浅見れいな 窪塚俊介 木村佳乃 國村隼
感想/気になる点など
- 右京が米沢から隼斗の遺体などの現場写真を送ってもらったのが8日、郁子の逮捕前に連れ出されたため伊丹からの電話があった後に右京が携帯の電源を切るのも8日。どっちが正しいの?
- 嘉神郁子が娘ではなく自分が刺したことにするために、刺さったままの包丁の柄の指紋を拭き取って自分で握り直すんだけど、持ち手が逆。回想シーンのとおりだと、上から振り下ろして突き刺したのではなく、横から刺したことになり、証言とは食い違う。この「指紋の矛盾」に「優秀な鑑識」米沢守が気付かないはずがないんだけど。当然、右京も。お得意の、「僕としたことが」でしょうか?
キャスト
水谷豊:杉下右京
及川光博:神戸尊
鈴木杏樹:月本幸子
川原和久:伊丹憲一
大谷亮介:三浦信輔
山中崇史(山中たかシ):芹沢慶二
山西惇:角田六郎
六角精児:米沢守
神保悟志:大河内春樹
志水正義:大木長十郎
久保田龍吉:小松真琴
片桐竜次:内村完爾
小野了:中園照生
真野響子:嘉神郁子(バイオテクノロジー研究所生命科学部門主席研究員)
浅見れいな:須賀茜(嘉神郁子の娘)
窪塚俊介:嘉神隼斗(嘉神郁子の息子)
池内万作:城戸充(回想)
岡崎宏:尾野(文部科学省)
照屋実:但馬(文部科学省課長)
田畑祐一:アナウンサー
菊原祐太朗:産婦人科医?
佐藤祐一:郁子が自首して連行される時に助手席に乗っている刑事
中里優利:島崎ミホ(隼斗の読み聞かせのボランティア仲間)
茂木和範:茜の裁判の裁判長?
藤本至:茜の手術をした医師?
鈴木達也:羽鳥(財団法人バイオテクノロジー研究所)?
木村佳乃:片山雛子
國村隼:長谷川宗男(警察庁長官官房付き)
主な複数回出演者
- 長谷川宗男(國村隼)は相棒 -劇場版Ⅱ- 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜で登場。
- 岡崎宏は首相秘書官役で相棒3 第1話「双頭の悪魔」、第3話「双頭の悪魔III~悪徳の連鎖」、記者役で相棒6 第1話「複眼の法廷」、自衛隊幹部役で相棒7 第9話「レベル4~後編・薫最後の事件」、所轄の刑事役で相棒8 第9話「仮釈放」に出演。

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