「審判(塁審)の目の前のプレーはリクエスト対象外」という説明

リクエストでまた荒れたようですが。

【阪神】リクエスト認められず試合終了…佐藤輝明の打球判定がリクエスト対象外となった理由は? - プロ野球 : 日刊スポーツ
阪神の連勝が11でストップした。最後は意外な幕切れとなった。9回2死一塁から佐藤輝明内野手(26)が痛烈なライナーを三塁方向に放った。三塁に北村拓己(29)が…-日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

9回2死一塁から佐藤輝明内野手(26)が痛烈なライナーを三塁方向に放った。三塁に北村拓己(29)がライン方向に飛びついて地面すれすれで好捕。ダイレクト捕球と判定され、ゲームセットとなった。

だが、目の前でプレーを見ていた三塁コーチの田中秀太内野守備走塁コーチ(48)が、自軍ベンチにリクエストを要求。藤川球児監督(44)も反応して、リクエストのジェスチャーを送ったが、審判に拒否された。藤川監督もルールを理解して、うなずきながら、すぐに引き下がった。

ダイレクト捕球か否かのプレーに対するリクエストはできるが、塁審より本塁寄りの打球は対象外。三塁塁審は北村より後方に位置していた。

記事にある通りで何も付け加えることはないのですが、文句を言っている人が多数で。
実は、実況だか解説だかわかりませんが、中継で「塁審の目の前だから」リクエストできないという説明がなされたようです。
これは誤解を招く説明で、正しくは「塁審より本塁寄りの打球の判定はリクエスト対象外」です。
下記記事にも書いていますが、推定される理由を簡単に言えば、塁審より本塁寄りの打球の判定が変わった場合にどういう結果になったかわからないからだと思います。

「塁審より前(本塁寄り)の打球の判定」がリクエスト対象外である理由を考える
2024年4月13日のDeNAベイスターズ対ヤクルトスワローズ戦で、「判定は間違っているように見えたが塁審より前(本塁寄り)の打球の判定だったためリクエスト対象外」ということがありました。状況を説明すると、2回裏無死13塁でサードへの当たり...

最近はただでさえ炎上しやすくなっているので、こういう誤解を招く説明はやめてほしいと思います。
でも、「痛烈なライナー」を内野手がショートバウンドで捕ったなら普通は打者走者を余裕でアウトにできるので、あのプレーでリクエストを求めるというのがわかりません。三塁手がダイレクトキャッチのアピールをしていて投げるそぶりもなかったからでしょうか。

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