相棒4 第4話 「密やかな連続殺人」

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放送日:2005年11月2日

相棒 Season IV
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あらすじ

公式

 片方だけのピアス。13年前、東京で起こった殺人事件の被害者が身に付けていた物だ。懸命の捜索にも関わらず、もう一方のピアスは発見されず、事件も未解決のまま。そのピアスが、引退した刑事(山崎一)から亀山薫(寺脇康文)に渡る。被害者、遺族、そして元同僚の無念をおもんばかる薫…。
 翌日、東京の荒川河川敷に若い女性の他殺体があがる。遺体は片耳のピアスを無くしていた。イヤリングと違って外れにくいピアスがなぜ? 引っかかりを感じる杉下右京(水谷豊)に薫は、偶然にも前日渡された遺留品のピアスを見せ、犯人が持ち去った可能性がないかを問う。13年前の事件との関連を探り、2人はすぐに過去の資料を調べ始める。その結果、片耳ピアスの女性遺体が発見された未解決事件は、全国で過去に10件も起きていることが判明。日本には、FBIのような全国的捜査機関が無い。県をまたげば警察の情報は共有されず、殺害方法を変えれば同一犯だとは気づかれにくい。犯人は警察の盲点を突き、殺人という快楽を味わい続けているのだ。今回の事件も、殺害場所が荒川上流の埼玉県と考えれば辻褄が合う。だが、右京たちの考えは、上層部からは当然のごとく切り捨てられる。お見通しの右京は、報告義務完了につき、薫と2人で13年前、東京で起きた事件から調査を開始する。
 13年前の事件には、有力な容疑者がいた。村木重雄(小日向文世)。予備校講師だった村木は、被害者へのストーカー容疑と目撃証言から、最も犯人に近い人物とされた。しかし、証拠不十分で不起訴に。右京たちはまず、村木の自宅を訪ねてみる。するとそこには、すでに捜査一課が。警視長が右京たちの推理を受け、手回ししていたのだ。しかも、村木に自殺未遂されるという失態のおまけ付きで。

 村木は「疑われるのはもう嫌だ!」と、いきなり手首を切ったという。幸い傷は浅く一命を取り留めるが、病院に迎えに来た村木の妻・順子(山下容莉枝)は、そんな夫をいきなり殴り飛ばす。「死ねるもんなら死んでみなさいよ!」と罵声を浴びせる順子。村木は土下座をしながら絶対服従の体。すると順子は嘘のように優しく手を差し伸べ、事故で足を不自由にしたという村木を伴い病院を後にするのだった。夫妻の尋常ではない関係に唖然とする一同。その中にあって右京だけは、2人に鋭い視線を向け続けている。そして、順子の耳たぶが変形しているのを目撃するのだった。
 その後、右京は村木を診ているという精神科医・内田美咲(奥貫薫)は美咲から、“支配と隷属”というコミュニケーション方法があると聞かされる。さらに美咲は今回の犯人像について、大人しくまじめなタイプの男性、出張や転勤の多い仕事に就き、その先々で殺人を繰り返している可能性が高いとプロファイリングする。また、自分だけに分かる共通点を残しているとも。それがピアスを持ち去ることだとすると、そこには“征服”という意味が込められるという。
 ピアスにはその昔、悪霊が耳孔から入り込むのを防ぐ意味合いがあった。それを外すことで人は、相手に暴行を加えることなく支配気分を味わえるという。もし村木が犯人で、持ち去ったピアスを妻に渡していたとすると、日ごろの“支配と隷属”関係の逆転を、村木は観念的に味わうことができたのではないか…?

 一方、順子と接触していた薫は、村木が、容疑を掛けられる以前は、講義のため全国を飛び回る人気講師だったと知る。大手予備校ともなれば支店は各地にある。つまり、村木の職業は美咲のプロファイリングに合致するのだ。右京と薫は、村木が勤めていた予備校の講義録を調べる。すると、にらんだ通り、過去の事件と村木の講義日程が一致。しかし、村木を犯人と確定するには、まだ決定的な壁があった。足が不自由な村木には、遺体を川に投げ込むのは不可能だ。村木の身近な人間に、共犯者がいるのか…?

ネタバレあり

  • 亀山が佐古(元刑事、相棒1 第4話「下着泥棒と生きていた死体」で登場)の屋台で食べていると、ピアスが目に留まる。13年前、東京で起こった殺人事件の被害者が身に着けていた物で、もう一方のピアスは発見されず、事件も未解決のまま。佐古は亀山にピアスを預ける。
  • 翌日、荒川河川敷に若い女性の他殺体が上がる。遺体はピアスが片方取れていたが、取れにくいピアスがないため、亀山は前日預かった遺留品のピアスを持ち出し、犯人が持ち去った可能性はないかと聞く。13年前の事件の資料を調べ、暴行の痕跡がないため右京は快楽殺人犯とにらみ、快楽殺人犯であれば13年も間が空くのは不自然でどこかで犯行を繰り返していると考え、各県警に問い合わせると、片耳ピアスの女性遺体が発見された未解決事件は全国で過去に10件も起きていることが判明。「県をまたぐと警察の情報は共有されず、殺害方法を変えれば同一犯と気付かれにくい、警察の盲点を突いて犯行を繰り返してきたが東京で2回目になったのは荒川上流(埼玉)で殺して流れ着いた可能性がある」と内村に広域捜査を進言するが一蹴される(が、右京らがいなくなった後内村は埼玉県警への協力要請を指示)。
  • 13年前の事件の資料を見て、当時の容疑者の村木(証拠不十分で不起訴)を訪ねると先に伊丹らが来ており、村木は手首を切って自殺を図ったところだった。幸い傷は浅かったが、病院に迎えに来た村木の妻・順子はなぐったり罵声を浴びせたりした後、優しく手を差し伸べ、事故で足を不自由にしたという村木を伴い病院を後にする。右京はその際、順子の耳たぶが変形しているのを目撃。
  • 順子と一緒に病院に来た安斉に話を聞くと、村木は8年前から精神科医の内田美咲のカウンセリングを受けており、安斉は内田の助手で代わりに相談に乗っていたという。また、村木は5年前に交通事故で足が不自由になったという。
  • 右京が美咲に話を聞くと、「支配と隷属」というコミュニケーションがあると聞かされる。また、「何十年にもわたり日本各地で若い女性を殺害し続け、そのたびに手口を変え、かといって性的暴行はしない」犯人像について聞くと、大人しくまじめなタイプの男性、出張や転勤の多い仕事に就き、その先々で殺人を繰り返しており、自分だけに分かる共通点を残しているとプロファイリングする。それがピアスを持ち去ることだとすると、そこには「征服」という意味があるという。
  • 亀山は順子と話をして、村木は容疑をかけられる前は全国を飛び回る人気講師だったと知る。それを聞いた右京は、美咲のプロファイリングと一致することに気付き、村木の当時の予備校の記録を調べると、講義で出張していた場所、日程と事件の発生日時が一致していることが判明。
  • 荒川の事件の犯行現場が判明。埼玉県内の橋の上に大量の血痕が残っており、そこから川に遺棄したと思われるが、村木の足の状態では遺体を投げ込むのは難しいと推定される。
  • 村木の事故より前の事件発生日時と村木の出張が重なっており、被害者も予備校近くのウエートレス、書店員、ホステスなどで勤務していることも判明。伊丹は「足のけがはうそで2000年以降も続けた可能性がある、証拠のピアスを今も持っている可能性が高い」と内村に談判。令状を取り、村木の部屋を調べるとピアスを発見。村木はマンション屋上へ上がり、「Vim Patior(ウィンパティオール)、Vim Patior……。10件全部やった、おまえたちに私は裁けない、私は善悪を超えた存在、捕まるくらいなら自分で終わりにする」と飛び降り、死亡。

第5話 「悪魔の囁き」に続く。

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キャスト

水谷豊:杉下右京
寺脇康文:亀山薫
鈴木砂羽:奥寺美和子
高樹沙耶(益戸育江):宮部たまき
川原和久:伊丹憲一
大谷亮介:三浦信輔
山中たかシ(山中崇史):芹沢慶二
山西惇:角田六郎
六角精児:米沢守
片桐竜次:内村完爾
小野了:中園照生
奥貫薫:内田美咲(精神科医、犯罪心理学教授)
山下容莉枝:村木順子(経営コンサルタント、重雄の妻)
高橋一生:安斉直太郎(内田美咲の助手)
山崎一:佐古秀樹(元警察官)
志水正義:大木長十郎
久保田龍吉:小松真琴
飯口美穂:日高鮎子の遺体の第一発見者
大塚太心:刑事(捜査本部で発言)
門脇亨
土井里美
堤幸恵:日高鮎子(池袋のOL)
中野寛海:
小日向文世:村木重雄(元予備校講師)

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主な複数回出演者

相棒 複数の役で出演した人(シーズン4)
「相棒に複数の役で出たことのある人」、シーズン4出演分です。 第1話「閣下の城」 堀越富三郎・監察医(相棒1 第7話)・浅倉の裁判の裁判官(相棒2 第1話)・?(相棒4 第1話) 唐沢民賢・安岡喜一郎(弁護士)(相...

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