相棒4 第9話 「冤罪」

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放送日:2005年12月7日

相棒 Season IV
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あらすじ

公式

 「私…、人を殺しました」。ある晩、緑川警察署に、内縁関係の青木由紀男(平井賢治)を自宅アパートで殺害したと、篠宮ゆかり(青山知可子)が出頭してくる。凶器の灰皿を持ったまま2時間もさまよい歩いた末、逃げ切れないとあきらめ、近くにあった緑川署に自首したのだという。原因は別れ話のもつれ。捜査課は、当直で聴取を担当した安城雄二警部補(中村育二)を中心に、正当防衛の可能性も視野に入れ捜査を進めると決定する。その直後、安城はゆかりの弁護士と名乗る室園悦子(一色彩子)の訪問を受ける。送検も起訴も済んでいないのに、手際が良すぎる。不審を抱いた杉下右京(水谷豊)は、悦子の事務所に向かう。
 悦子は数日前、青木との金銭トラブルをゆかりから相談されていた。しかし、悦子は刑事事件が専門。そこで、民事専門の弁護士を紹介し、帰したという。ゆかりは、その時の名刺を出頭時に所持していたらしく、すぐに悦子に弁護を頼んだというわけだ。

 悦子立会いの下、ゆかりと接見した右京は、凶器の灰皿はヘビースモーカーだった青木の持ち物だと聞かされる。だが、アパートを訪れた右京と亀山薫(寺脇康文)は、10年も住んでいたというのに、畳に焦げ跡が一つもないことを不思議に思う。几帳面とは言いがたいほど部屋は散らかり、何かをこぼしたような染みまで残っているのに…。「妙ですね」。染みを見つめる右京がつぶやく。染み跡が、畳の縁できれいに途切れているのだ。そして隣の畳の反対側に、同様の染みが。2人は畳を持ち上げ回転してみる。染みはぴったりつながった。と同時に、畳の下から札入れが見つかる。青木の財布は押収済み。ではこの札入れは…?
 その日、ゆかりの兄・彬の逮捕歴が明らかになる。罪状はゆかりと同じく殺人。彬は20年前、金子祐介殺害を自白。しかし、その後“冤(えん)罪”を主張し、上告中に拘置所で病死していた。自白調書を読み終えた右京は、取調官の署名に目を留める。「安城雄二」。ゆかりの担当捜査官だ。
 安城の調べでは、犯人が兄妹ということを除き、2つの事件に関わった人物に接点はないという。自身が担当になったのも運命の皮肉だと。しかし、右京たちは違和感をぬぐい切れない。そしてその夜、違和感を一層強める情報が、奥寺美和子(鈴木砂羽)からもたらされる。彬を起訴したのは、当時、検事だった悦子だと!

 「皮肉」。悦子は安城と同じ言葉を口にする。ゆかりは過去の事実を知らずに、自分に弁護を依頼していると続ける悦子。だが、右京たちはこの言葉を信じない。身内を起訴した検事の顔を、誰が忘れるというのか。
 右京たちが畳の下から発見した札入れは鑑定に掛けられ、結果、青木と20年前の被害者・金子の指紋が検出される。これにより、青木が20年前の真犯人という可能性が浮上。獄中死した彬は、やはり無実だったのか? そうとも知らず、兄の仇とも言える男と内縁関係を続けていたゆかり。もしも彼女がその事実を知ったとしたら!?
 財布には他に、身元不明の指紋があった。すぐに安城の指紋と照会させる右京。ところが明らかになった指紋の主は、安城ではなく悦子であった…!

ネタバレあり

  • 篠宮ゆかりが内縁関係の青木由紀男を殺したと緑川警察署に自首。当直で聴取を担当した安城警部補を中心に、正当防衛の可能性も視野に入れ捜査を進めると決定。その直後、ゆかりの弁護士と名乗る室園が訪問。
  • 右京は弁護士の登場が早いのと管轄の違う署に自首したことを疑問に思い、室園に話を聞くと、数日前青木に貸した金のことで相談を受けたとのこと。
  • 右京が青木の部屋に行くと、亀山が。10年も住んでいたというが、ゆかりが言うにはヘビースモーカーとのことだが、焦げ跡などはなし。また、畳の染みが途切れており、畳を上げてみると下から札入れを発見。
  • 彬(ゆかりの兄)が20年前に殺人容疑で逮捕されていたことが判明。さらに、一審で有罪となり、控訴している途中で拘置所で病死したという。
  • 20年前の事件を調べ、自白もあったというが、右京は「その自白に信憑性はあったのか」と疑問を口にする。また、調書に安城の名前を見つけ、安城に話を聞くと「今回の事件と20年前の事件は犯人が兄と妹という以外に接点はなかった、今回は過剰防衛による傷害致死」と言われる。
  • 美和子から「彬を起訴したのは当時検察官だった室園」という情報を聞く。
  • 青木の部屋から出た札入れから青木と金子(20年前の被害者)の指紋が検出される。そのことから真犯人は青木で彬は冤罪であり、ゆかりの真の動機はそれかもしれないと推理。また、札入れから出た別の指紋を調べると、室園の指紋と一致。
  • 右京と亀山は「20年前の事件はすでに時効になっており冤罪をネタに青木は室園を脅した、室園は安城に伝え、さらにそれをゆかりに教えて青木を殺すよう仕向けた、安城は自分の署に出頭すれば傷害致死にすると言い、室園は弁護を引き受けて執行猶予にすると約束した」と推理。しかし、証拠はないため、「自白を取る」と室園に話を聞くと、「任意で提出した指紋ではない、確かに青木には会った、『20年前の事件は冤罪』と金を要求された、しかし今回の事件と20年前の事件は無関係」と強調。
  • 右京と亀山は担当の検事に「『20年前の事件は冤罪』を室園が認めており、室園と安城による殺人教唆」の可能性を伝える。検察で改めてゆかりを取り調べすると、「青木が20年前の事件の真犯人であり、それを青木から知らされ、復讐のため殺した」と自供。
  • 亀山が「安城と室園の名前を出さなかったのは青木が真犯人であることを教えてくれて恩に感じたからではないか」と言うと、右京は「兄を冤罪にした2人(安城、室園)を本当に許せたのか」と疑問に思う。そこで「殺人教唆」について安城に確認しようとするが、小野田の指図で安城は監察下に置かれていており、小野田に抗議。右京が「鍋が沸騰しているのにふたをすると吹きこぼれるかもしれない」と監察官に安城を調べさせるよう進言するが、小野田は「火を止めるのが先、火元は君たち、世の中には火を止めた後もふたを開けちゃいけない鍋がある」と拒否。
  • 公判で、ゆかりは「青木が20年前の犯人と知ったのは安城に教えてもらったから、青木を殺しても傷害致死で送検してやると言ってくれた、室園もその時一緒にいて必ず執行猶予をつけてくれると言った」と証言。
  • 右京は「とうとう吹きこぼれた」、小野田は「火元が違っていたようだ」とつぶやく。
  • 右京は「ゆかりは警察も検察も裁判も信じていなかったのだろう、だからマスコミや一般人のいる法廷で話すしかなかった、青木と同じくらい警察と検察を許せなかったのだろう、しかし殺人教唆は証拠がない、安城と室園を冤罪に仕立て上げたのだとしたら……」と新たな疑問を口にする。
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感想/気になる点など

  • 「獄中で無実訴え続ける」と見出しにある記事を見たのに、「控訴ということは、量刑に不服だったのでしょうか?」って、記事を見てないのと一緒じゃん……。杉下右京がそれでいいの?
  • 最後に右京は「真犯人を教えたのは、本当に安城刑事と室園弁護士だったのか、そしてあの2人が、本当に青木殺しを仄(ほの)めかしたのか」って言うけど、「青木殺しを唆(そそのか)した」の間違えじゃないの?
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キャスト

水谷豊:杉下右京
寺脇康文:亀山薫
鈴木砂羽:奥寺美和子
高樹沙耶(益戸育江):宮部たまき
川原和久:伊丹憲一
大谷亮介:三浦信輔
山中たかシ(山中崇史):芹沢慶二
山西惇:角田六郎
六角精児:米沢守
片桐竜次:内村完爾
小野了:中園照生
一色彩子:室園悦子(弁護士、元検事)
中村育二:安城雄二(緑川警察署刑事)
青山知可子:篠宮ゆかり
鷲夫功:曽根崎真(東京地検検事)
平井賢治:青木由紀男(20年前の事件の真犯人)
外川貴博:篠宮彬(ゆかりの兄)
須永慶:東京地検刑事部部長
岡けんじ:金子祐介(20年前の事件の被害者)
浅沼晋平:東京地裁裁判長
山路誠
志水正義:大木長十郎
久保田龍吉:小松真琴
あだち実:
竹内和彦:記者?
池田尚子:
岸部一徳:小野田公顕

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主な複数回出演者

相棒 複数の役で出演した人(シーズン4)
「相棒に複数の役で出たことのある人」、シーズン4出演分です。 第1話「閣下の城」 堀越富三郎・監察医(相棒1 第7話)・浅倉の裁判の裁判官(相棒2 第1話)・?(相棒4 第1話) 唐沢民賢・安岡喜一郎(弁護士)(相...

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