久しぶりにいくつかピックアップ。
Taka氏は「ワクチンを打たせたい」と思っている?
「なんでそんなにワクチンを打たせたいのか」と聞かれることも多いが、別に私は打たせたいわけではない。
正確な情報を得て納得した上で接種しないのは全く構わない。
ただ、「納得」は結構難しい。
「好きにさせろ」と言い続けた糖尿病の患者さんも、いざ足を切断する時には後悔するので。
— 手を洗う救急医Taka (@mph_for_doctors) September 15, 2022
正直、「ワクチンを打たせたいと思っているかどうか」というのは他人のことなのでわかりませんが、「何でもかんでもワクチン」という印象はあります。
自治医大だけでコロナ急性脳症の子供が13人とのこと。
全国にはもっといるはずです。
お子さんを守るためにもワクチン接種をご検討ください。 https://t.co/pnfAgL5qd0
— 手を洗う救急医Taka (@mph_for_doctors) September 9, 2022
上記のツイートは一例ですが、「お子さんを守るためにもワクチン接種をご検討ください」と、ワクチンのみに言及。
感染対策としては「マスク、うがい、手洗い、外出しない、人と会わない、周りと距離を取る、換気、空気のろ過(空気清浄機の使用)、検査と隔離」などもあるわけですが、ワクチンにしか言及しないというか、一にも二にもワクチンという印象です。
そりゃ「ワクチンを打たせたいと思っている」と思われても仕方ないと思います。実際にそうかはわかりませんけど。
「子どもは1人でも亡くなったらダメ」?
「コロナで亡くなる子どもは少ない」って言うの、本当に不愉快なのでやめて欲しい。
子どもは1人でも亡くなったらダメなんですよ。
でも車に轢かれたり脳腫瘍ができたり突然死したりする子どもがいる中で、防げるものは防ぎたいと言っているだけ。
これが理解できないのだけは本当に理解できない。
— 手を洗う救急医Taka (@mph_for_doctors) September 10, 2022
「子どもは1人でも亡くなったらダメ」という考えも結構なのですが、前からずっとそうなんですかね?
医療現場にとって最もありがたいのは、「コロナであろうがなかろうが、誰にもうつさず勝手に治ってもらう」ことです。
この経過を辿った人は、調査する必要が全くありません。
医療資源も一切無駄にしない、理想的な形です。
どうすればいいのか?
体調が悪かったら、家で寝ていればいいのです。
— 手を洗う救急医Taka (@mph_for_doctors) April 4, 2020
手遅れになったらどうする!
という声が聞こえて来そうですが、それも簡単な話。
そうなる前に帰国者・接触者相談センターに相談すればいいのです。
目安ですか?
厚労省はずっと前から書いてます。
・37.5℃以上の熱が4日以上続く
・強いだるさや息苦しさがある
聞いたことあるでしょう?
— 手を洗う救急医Taka (@mph_for_doctors) April 4, 2020
「医療現場にとって最もありがたいのは、「コロナであろうがなかろうが、誰にもうつさず勝手に治ってもらう」こと」からの「帰国者・接触者相談センターに相談する目安は「37.5℃以上の熱が4日以上続く」「強いだるさや息苦しさがある」」。
厚労大臣が訂正しようと弁明しようと、私は「発熱が4日以上続いたら受診してください」という目安には何も問題がないと言い続けます。
重症化を防ぐ治療も確立されておらず、国民皆保険制度下で無料で乗れる救急車も配備されているのに、問題視される意味がわからない。https://t.co/5vPt18tyGt
— 手を洗う救急医Taka (@mph_for_doctors) May 11, 2020
「「発熱が4日以上続いたら受診してください」という目安には何も問題がない」
早く診断されたらいいことがあるか?
→No
この感染症は、タミフルのように症状を早く和らげる治療はありません。
急激に悪化するのでは?
→Yesですが、みなさんの感覚とは異なると思います。
家でしんどくなって、救急車を呼んでいるうちに呼吸が止まるとかそういう話ではないです。
— 手を洗う救急医Taka (@mph_for_doctors) April 4, 2020
「早く診断されたらいいことがあるか? →No」
上のは2020年のツイートで、もちろん今とは状況もコロナに関する知見も違いますが、「誰にもうつさず勝手に治ってもらう」というのが難しいという認識がまったくなかっただろうことがうかがえます。でも、実際には家庭内感染を防ぐのは非常に難しかったわけで、この「症状が出ても4日は検査も受けず家にいる」というのは感染拡大を助長したにすぎません。それなのに「子どもは1人でも亡くなったらダメ」というのは違うと思います。
Taka氏に限らず医療従事者の発言で見られたのが「重症化を防ぐ治療が確立されてないから早期受診は意味がない」というもの。ですが、感染者を早期に見つけて隔離すれば、それだけ感染拡大は防げると考えられるのになぜこのような主張をしたのでしょうか?
(当時は)1日当たりにできるPCR検査の数が少ないため受診抑制したかった、というのがあったのかもしれませんがそれは別の話で、それはそれとしてきちんと説明すべきだったのではないでしょうか?
「こういう手合いのたちが悪いのは、否定されても絶対に訂正しないし謝らないこと」
こういう手合いのたちが悪いのは、ミスリーディングなスクショを拡散しておきながら、否定されても絶対に訂正しないし謝らないこと。
「メディアは本当のことを報じない」とか言う割に、自分が嘘八百並べて悪びれもせず責任も取らず、また次の誤情報を生む。
— 手を洗う救急医Taka (@mph_for_doctors) September 15, 2022
「こういう手合いのたちが悪いのは、ミスリーディングなスクショを拡散しておきながら、否定されても絶対に訂正しないし謝らないこと。」
まあ、それはそうですね。ですが、Taka氏は間違った発言を否定されているのに訂正などしていないことも多いのでは?
古いところでは
まして検査の感度が70%、特異度が95%とか言われていますので、ものすごく間違います。
そして、現実はもっと複雑です。
実際には「現在何人が感染しているか」なんてわからないからです。
通常医師はこの「検査前の確率」を経験と論文知識を元に主観的に決めています。
— 手を洗う救急医Taka (@mph_for_doctors) February 25, 2020
「検査の感度が70%、特異度が95%とか言われていますので、ものすごく間違います」
これはさすがにひどいので、
例えば、検査感度を90%、特異度を99.99%としても、事前確率が30%の集団に検査をしたら
陽性→真陽性率99.98%
陰性→真陰性率93.7%検査陰性の人でも6.3%は見逃します。
もし感度が70%だったら偽陰性は実に17%に上ります。
この状態で検査陰性の人の取るべき行動とはなんでしょうか?
— 手を洗う救急医Taka (@mph_for_doctors) December 13, 2020
「検査感度を90%、特異度を99.99%」
と数字を変えたのでしょうか? 数字を変える際に、きちんと訂正などしたのでしょうか?
そういえば、自分で「落ち度がある」と言っていた気もしますが、あれは結局何のことだったのでしょうか?
Taka氏には、いろいろ過去の発言を省みてほしいと思います。
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