知念実希人氏の下記ツイートを見て、少しまとめてみようと思いました。
「常に情報をアップデートして、最新の状況をお伝えしています」と言っていますが、その辺が気になったので。
その3ヶ月後、いまから1年前にデルタの伝播性がはっきりした時点で集団免疫は難しくなった、最新の状況をお伝えしています。
その後、『集団免疫が可能』とは言っていません。
常に情報をアップデートして、最新の状況をお伝えしています。 https://t.co/VM5wcNYhGZ pic.twitter.com/wMahXRA4lZ
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) September 20, 2022
- 「第6波」の予測に関するツイート
- 2021年10月6日 「その頃(11月下旬)に第6波が来ている可能性もあります」
- 2021年10月6日 「今後、経済再開により人流は増えていき、実行再生産数はある程度上がります」
- 2021年10月12日 「最近、第6波についての質問が来ますが、個人的には結構楽観的です」
- 2021年10月23日 「この冬に第6波は来るとしても極めて小さな波で、第5波のようなことにはならないと思います」
- 2021年10月26日 「日本ほどブースト接種までしっかり確保して計画的に行える国は殆どありません」
- 2021年10月27日 「年末年始ごろに感染が少し拡大する可能性はありますが、十分なワクチン接種率の現在、それほどひどいことにならないと思っています」
- 2021年11月3日 「(吉村知事も)現在は第6波への対応も完璧だと思います」
- 2021年11月21日 「今後は以下に素早くブースト接種を進めていけるかに、第6波の大きさは左右されると思います」
- 2021年12月25日 「正直、来月末〜再来月にかけて都市部を中心にオミクロンの感染爆発が起きる可能性は十分にあると思います」
- 2021年12月25日 「それ(追加接種)が人的・経済的損失を抑えて第6波を乗り越える最適で、唯一の方法です」
- 2021年12月26日 「第6波の死亡者は比較的抑えられる可能性が高いと思います」
- 2021年12月27日 「来月末〜再来月にかけてオミクロンによる第6波が起きる可能性は十分に有りますが、(中略)死者は少なく済むとは思います」
- 2022年1月4日 「それでも個人が出来ることは変わりません。マスク・三密回避等の感染対策、予防接種です。」
- 2022年1月4日 「この(高い接種率の)おかげて日本にて第6波の死者はだいぶ抑えられるはずです」
- 2022年1月5日 「大部分の方がワクチン接種を受けていることより、死者・重症者は比較的抑えられるでしょう」
- 2022年1月6日 「第6波の犠牲者は第4.5波程は出ないとは思います」
- 2022年1月6日 「第6波での死者は比較的抑えられると思います」
- 2022年1月8日 「追加接種を受けられたことに感謝して頑張ります」
- 2022年1月10日 「コロナ禍の終わりは確実に近づいています」
- 2022年1月10日 「政府が重い腰を上げはじめました」
- 2022年1月16日 「この第6波をどう収束させるのが正解なのかはまだ分かりません」
- 2022年1月19日 「第4波、第5波に比べると、COVID-19による死者は少なく、さらに感染自体も来月には急速に収束していく可能性が高いです」
- 2022年1月19日 「保育士に可能な限り早く追加接種の機会を提供するべきです」
- 2022年1月21日 「ブースター接種も、5〜11歳への接種も、特効薬パクスロビドも、すべて第6波に間に合わなかった」
- 2022年1月24日 「検査キットは足りないのは純然たる事実なので、検査対象を絞るのは仕方ないと思います」
- 2022年1月27日 「多くの方がしっかり感染対策を徹底すれば、第6波は急速に収まっていきます」
- 2022年1月27日 「現在の実効再生産数は1.2程度で、これを1以下にすれば感染は急速に収束していきます」
- 2022年1月27日 「生後半年以降の全ての希望する方々にワクチン接種の機会が与えられた段階で、新型コロナをインフル程度の扱いにすることはできると思います」
- 「第6波」に関してのまとめ
- 「出口」「日常を取り戻す」に関するツイート
- 2021年9月13日 「ようやくコロナ禍も出口が見えてきました」
- 2021年9月17日 「コロナ禍の出口ははっきりと見え始めています」
- 2021年10月3日 「日常を取り戻すためのラストスパート、頑張りましょう!」
- 2021年10月7日 「日常を取り戻すまであと少しです!」
- 2021年10月8日 「長かったトンネルの出口が見え始めました」
- 2021年10月11日 「コロナ禍の出口は近いです」
- 2021年10月30日 「コロナ禍、もうすぐ終わりますよ」
- 2021年11月3日 「コロナ禍の出口がはっきりと見え始めました!」
- 2021年12月7日 「コロナ禍の出口は確実に近づいています」
- 2022年2月20日 「コロナ禍の出口は着実に近づいています」
- 2022年4月7日 「日常を取り戻すため、あと一息、頑張りましょう!」
- 2022年6月8日 「全国民の60%(高齢者の85%)が追加接種を受け、SARS-Cov2の脅威が相対的に下がり、コロナ禍の出口が見え始めた」
- 2022年8月16日 「出口に近づける手段は、ワクチン接種率の向上、特に子供への接種推進しかありません」
- 2022年8月16日 「出口は数をかぞえるのをやめることではなく、感染を抑え込むこと。または重症化する人がいなくなるようにすること。」
- 2022年9月8日 「ワクチン接種以外に少ない被害で日常を取り戻す手段はない」
- まとめ
- 全体のまとめ
「第6波」の予測に関するツイート
2021年10月6日 「その頃(11月下旬)に第6波が来ている可能性もあります」
というか、いまワクチン接種をしても、十分な免疫が誘導されるのには1ヶ月半ほどかかりますからね。
(2回目接種後2週間)
つまり、11月下旬ですよ。来ては欲しくないし、来ないように努力はするけど、その頃に第6波が来ている可能性もあります。
早めの接種をお願いします。 https://t.co/k4IDRuEC8b
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) October 6, 2021
「可能性もあります」という言い方なのでノーコメント。
2021年10月6日 「今後、経済再開により人流は増えていき、実行再生産数はある程度上がります」
今後、経済再開により人流は増えていき、実行再生産数はある程度上がります。
その上で第6波を防ぐには
・ワクチン接種率をさらに上げる
・マスク・三密回避等の感染対策は続ける
・接種から時間が経っている医療者・高齢者に追加接種を行う以上が必要だと思います。 https://t.co/df8WZxmTz1
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) October 6, 2021
実効再生産数、上がりましたかね? こういう「見込み」を断言しちゃうのはよろしくないと思います。
あと、やはりワクチンをプッシュしすぎ、という印象が。
2021年10月12日 「最近、第6波についての質問が来ますが、個人的には結構楽観的です」
最近、第6波についての質問が来ますが、個人的には結構楽観的です。
理由としては・高いワクチン接種率
・マスク等の感染対策をしている割合の高さ
・活動性の高い若年層が予防接種したばかりで、感染予防効果が高い
・ワクチンの重症化予防効果は長期間維持等ですね。
ただ、警戒は必要です。— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) October 12, 2021
「ただ、警戒は必要です」とは付け加えていますが、楽観的だったのですね。結果、どうなったか……。
2021年10月23日 「この冬に第6波は来るとしても極めて小さな波で、第5波のようなことにはならないと思います」
個人的にはこの冬に第6波は来るとしても極めて小さな波で、第5波のようなことにはならないと思います。
心配しているのは、来年の春ごろ高齢者へのブースター接種が終わった段階でコロナをインフルと同じ扱いにして完全正常化する可能性が高いので、
そのとき未接種の方が重症化することですね。 https://t.co/vj8krjxV6V— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) October 23, 2021
心配しているのも「未接種」のことのみ。
2021年10月26日 「日本ほどブースト接種までしっかり確保して計画的に行える国は殆どありません」
遅れてはいません……
というか、日本ほどブースト接種までしっかり確保して計画的に行える国は殆どありません。
第6波は「年明け」か ワクチン3回目の備え「日本は遅れている」と専門家が懸念〈AERA〉(AERA dot.)#Yahooニュースhttps://t.co/AbMpPGztfi
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) October 26, 2021
後に下記ツイートのように「現政権のワクチン政策は遅すぎる」と言っているのですが、当時の評価は違ったようです。岸田政権発足は10月5日。上記ツイートより前でしたが、「当時は岸田政権のワクチン政策がこんなに遅いとは思わなかった」ということですかね。
多くの医師が称賛しているのは、前政権のワクチン確保、全速力での接種推進だけです。
現政権のワクチン政策は遅すぎるし、前政権のリスコミもかなり改善の余地がありました。
私が政府を礼賛していると見えるとしたら、政府を少しでも肯定したら許せないという、偏った考えをお持ちなんでしょう。
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) January 16, 2022
2021年10月27日 「年末年始ごろに感染が少し拡大する可能性はありますが、十分なワクチン接種率の現在、それほどひどいことにならないと思っています」
かなり第6波のことを訊かれますが、年末年始ごろに感染が少し拡大する可能性はありますが、十分なワクチン接種率の現在、それほどひどいことにならないと思っています。
どちらかというと、来年春~夏にかけて完全正常化をした際、未接種者に大流行して重症化することが心配です。
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) October 27, 2021
「年末年始ごろに感染が少し拡大」。
2021年11月3日 「(吉村知事も)現在は第6波への対応も完璧だと思います」
イソジン・大阪ワクチン・k値……
あの頃に比べると吉村知事のリテラシー、信じられないくらい改善しましたよね。
現在は第6波への対応も完璧だと思います。 https://t.co/eojRKi1v25
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) November 3, 2021
吉村知事の言動はあまり追っていませんが、「第6波への対応」は完璧だったのでしょうか?
2021年11月21日 「今後は以下に素早くブースト接種を進めていけるかに、第6波の大きさは左右されると思います」
今後は以下に素早くブースト接種を進めていけるかに、第6波の大きさは左右されると思います。
可能なら、高齢者や基礎疾患がある方には、8ヶ月と言わず、できるだけ早くブースト接種を進めて頂きたいです。
3回接種後はかなりの期間、十分な免疫が維持されるというデータが出てきています。 https://t.co/ijjeYsZYqV
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) November 21, 2021
ブースト接種が素早く行われていれば違う結果になった可能性はあるとは思いますが。
2021年12月25日 「正直、来月末〜再来月にかけて都市部を中心にオミクロンの感染爆発が起きる可能性は十分にあると思います」
正直、来月末〜再来月にかけて都市部を中心にオミクロンの感染爆発が起きる可能性は十分にあると思います。
それを防ぐには、マスク・三密回避等で感染拡大を遅らせている間に全速力で追加接種を進めるしかないと思います。
なんとか第6波を最低限の被害で乗り越えられるよう頑張りましょう。
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) December 25, 2021
12月25日で「来月末〜再来月にかけて感染爆発が起きる」という認識はいくらなんでもひどいと思います。12月25日にはすでに新規感染者数が前週比1.5倍などになっていたわけで。
2021年12月25日 「それ(追加接種)が人的・経済的損失を抑えて第6波を乗り越える最適で、唯一の方法です」
ワクチンくれて、高齢者への接種券さえ配ってくれたらすぐにでも追加接種始められますよ。
今回は1回だけ接種すればいいんで、
3週間開けて2回接種の前回に比べれば全然楽です。さっさと追加接種進めていきましょうよ。
それが人的・経済的損失を抑えて第6波を乗り越える最適で、唯一の方法です。 https://t.co/uunM6RdBD6— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) December 25, 2021
どこまで行っても「ワクチン万歳」。
2021年12月26日 「第6波の死亡者は比較的抑えられる可能性が高いと思います」
ただ、日本はかなりワクチン接種率が高く、オミクロンによる第6波の死亡者は比較的抑えられる可能性が高いと思います。
第6波で重症化・死亡する方の大部分は、ワクチン未接種の高齢者、高リスク者でしょう。
接種対象なのに未接種の方は、可及的速やかに接種し、ご自身を守って下さい。 https://t.co/6FemORWNta
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) December 25, 2021
抑えられましたかね?
2021年12月27日 「来月末〜再来月にかけてオミクロンによる第6波が起きる可能性は十分に有りますが、(中略)死者は少なく済むとは思います」
来月末〜再来月にかけてオミクロンによる第6波が起きる可能性は十分に有りますが、
ワクチンがない状態で高齢者がアルファに晒された第4波、
未接種の中年層が大きな被害を受けた第5波に比べれば、死者は少なく済むとは思います。出来るだけ少ない被害で乗り越えたいです。
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) December 27, 2021
27日になってもまだ「来月末〜再来月にかけて」と時期を読み誤り、「第4波、第5波に比べれば、死者は少なく済む」と予想。
2022年1月4日 「それでも個人が出来ることは変わりません。マスク・三密回避等の感染対策、予防接種です。」
本日、全国で新規感染者が1000人を越えましたが、正月明けの今日、明日はさらに感染者数が跳ね上がる可能性が高いです。
それでも個人が出来ることは変わりません。
マスク・三密回避等の感染対策、予防接種です。いま一度基本に戻り、第6波を乗り越えましょう。
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) January 4, 2022
「個人が出来ることは変わりません」というのもわからなくはないですが、それでは限界があるので行政がもっといろいろとすべきと思うんですが。
2022年1月4日 「この(高い接種率の)おかげて日本にて第6波の死者はだいぶ抑えられるはずです」
ワクチン総接種回数が2億回を突破しました!
全国民の80%近くが1回以上のワクチン接種を受けて下さっています。
これは接種対象者の約88%にあたります。高齢者に至っては93%以上の方が接種して下さいました。
このおかげて日本にて第6波の死者はだいぶ抑えられるはずです。
有難うございます! pic.twitter.com/TejgDR03An— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) January 4, 2022
第6波の死者、抑えられましたか?
2022年1月5日 「大部分の方がワクチン接種を受けていることより、死者・重症者は比較的抑えられるでしょう」
さて、本格的に第6波が始まりましたね。
ただ、個人でやれることは全く変わりません。マスク・三密回避、そして何よりワクチン接種です。
大部分の方がワクチン接種を受けていることより、死者・重症者は比較的抑えられるでしょう。
力を合わせて乗り越えましょう! https://t.co/wR68R5hA5i
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) January 5, 2022
抑えられましたか?
2022年1月6日 「第6波の犠牲者は第4.5波程は出ないとは思います」
高齢者の93%以上、40〜50代でも80%以上の方がすでに2回接種を終えていることより、第6波の犠牲者は第4.5波程は出ないとは思います。
重症化する主な層は中年以降で未接種の方でしょう。
特に高齢者、肥満も含む基礎疾患のある方は可及的速やかに予防接種を受けて下さい。
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) January 6, 2022
出なかったですか?
2022年1月6日 「第6波での死者は比較的抑えられると思います」
第4、5波の時と違い、多くの方が予防接種を受けていること、
αやδよりοの病毒性が低いことより、
第6波での死者は比較的抑えられると思います。ただ、これまで以上に感染者が増える可能性は高く、
long covidと呼ばれる後遺症が問題になってくるでしょう。可能な限り感染者自体を減らしたいです。
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) January 6, 2022
抑えられましたか?
また、「long covidと呼ばれる後遺症」に言及し、「可能な限り感染者自体を減らしたいです」とは言っていますが、一番訴えているのが「ワクチン接種」では「何を言ってるんですか?」と聞きたくなります。
2022年1月8日 「追加接種を受けられたことに感謝して頑張ります」
私も2年間なんとか感染は免れてきましたが、さすがにこの第6波でウイルスに晒されないとは思っていません。
可能な限り警戒しますが、おそらくは発熱外来でも、その他のシチュエーションでも十分に曝露される可能性が高いです。
ただ、その前に追加接種を受けられたことに感謝して頑張ります。 https://t.co/JzxebrDmKn
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) January 8, 2022
ノーコメント。
2022年1月10日 「コロナ禍の終わりは確実に近づいています」
うん、たしかにそのフェーズですね。
さて、あと2、3ヶ月、なんとか最小限の被害で第6波を乗り越えられるようにがんばりますましょう。
コロナ禍の終わりは確実に近づいています。 https://t.co/GwDk0WbTx2
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) January 9, 2022
知念氏の考える「コロナ禍の終わり」というのは一体どういう状況を指すのでしょうか?
個人的には、終わりが近づいているとは全く感じないのですが。
2022年1月10日 「政府が重い腰を上げはじめました」
さて、(ようやく)政府が重い腰を上げはじめましたね。
医療従事者の皆様、今月後半からのブースター接種、全力で進めましょう。
最低限の被害で第6波を乗り越えられるよう、力を合わせて頑張りましょう! https://t.co/Cf805M34oC
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) January 10, 2022
10月には「遅れてはいない」と政府を擁護していましたが、1月には評価が変わっていたのですね。
2022年1月16日 「この第6波をどう収束させるのが正解なのかはまだ分かりません」
第5波はワクチンによる感染予防効果が強いデルタが主流だったので、
感染の中心である若年層へのワクチンが浸透していくに連れて感染収束していきました。それ以前は、緊急事態宣言による人流抑制での収束ですね。
この第6波をどう収束させるのが正解なのかはまだ分かりません。 https://t.co/BM2ylmEcUm
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) January 16, 2022
ノーコメント。
2022年1月19日 「第4波、第5波に比べると、COVID-19による死者は少なく、さらに感染自体も来月には急速に収束していく可能性が高いです」
第6波は、おそらく第4波、第5波に比べると、COVID-19による死者は少なく、さらに感染自体も来月には急速に収束していく可能性が高いです。
ただ、感染の波が圧縮され一気に感染者が出るので、これから2,3週間、医療を十分に提供できない、インフラが維持できない可能性があります。 https://t.co/BVdYwyFDHk
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) January 19, 2022
死者数についてはこれまでと同じですが、「感染自体も来月には急速に収束していく可能性が高い」という予想が。確かに海外の様子を見れば「急速に減少」と期待したいところでしたが、結果はだらだらとした減少に。
2022年1月19日 「保育士に可能な限り早く追加接種の機会を提供するべきです」
この第6波、子供の感染者の多さは、これまでとはまったく違います。
特に、マスクをつけられない年齢の子供が集まる保育園でクラスターが多発しています。
少なくとも、保育士に可能な限り早く追加接種の機会を提供するべきです。 https://t.co/cWsxKLeEYx
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) January 19, 2022
「子供の感染者の多さはこれまでとはまったく違います」「保育園でクラスターが多発」と分析して、「保育士に可能な限り早く追加接種の機会を提供するべきです」と結局はワクチンに結び付ける。「保育園でクラスターが発生しにくくする」と考えることはできないようです。
2022年1月21日 「ブースター接種も、5〜11歳への接種も、特効薬パクスロビドも、すべて第6波に間に合わなかった」
ブースター接種も、
5〜11歳への接種も、
特効薬パクスロビドも、すべて第6波に間に合わなかった……
武器は揃ったはずなのに、それが戦場に供給される前に、戦が始まってしまった……
本当に残念です。
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) January 21, 2022
それはそうですが、「感染拡大防止」については全く触れず。医者だから仕方ないのか。
2022年1月24日 「検査キットは足りないのは純然たる事実なので、検査対象を絞るのは仕方ないと思います」
もう、検査キットは足りないのは純然たる事実なので、検査対象を絞るのは仕方ないと思います。
TVがタレント等に定期的に行っているPCRもやめるべきです。
とりあえず、第6波が収まるまでは、
『無症状者にはPCRを行わない』
と公的に定め、絶対的に必要な方々に医療ソースを集中すべきです。— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) January 24, 2022
そうするのは仕方ない部分はありますが、そういう状況を作ったのは誰なのか。
「PCR検査の特異度が!」とか。「野良検査が!」とか言っていた人たちが作り出したのではないでしょうか?
知念氏がどう言っていたかは知りませんが、コロナ禍が始まって2年以上も経ってそれが改善されないので「終わり」が見えないんです。
2022年1月27日 「多くの方がしっかり感染対策を徹底すれば、第6波は急速に収まっていきます」
世代時間が短いというオミクロンの特徴から、
多くの方がしっかり感染対策を徹底すれば、第6波は急速に収まっていきます。ただ、現状感染が蔓延していて、極めて感染リスクが高いのは間違いありません。
マスク、手洗い、三密回避、そして順番が来たらワクチン接種を徹底して下さい。
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) January 27, 2022
結果、急速には収まりませんでしたが、こういうのを断言するのが知念氏らしいところです。
2022年1月27日 「現在の実効再生産数は1.2程度で、これを1以下にすれば感染は急速に収束していきます」
オミクロンの感染拡大速度から見て、ワクチンのブースター接種で今回の第6波を収束させるのは困難です。
ただ、現在の実効再生産数は1.2程度で、これを1以下にすれば感染は急速に収束していきます。
多くの方が不織布マスクをし、大人数での会食を控えれば、この波を抑え込むことができます。
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) January 27, 2022
結果、急速には……。
2022年1月27日 「生後半年以降の全ての希望する方々にワクチン接種の機会が与えられた段階で、新型コロナをインフル程度の扱いにすることはできると思います」
高齢者、高リスク者への追加接種が終わり、
生後半年以降の全ての希望する方々にワクチン接種の機会が与えられた段階で、
新型コロナをインフル程度の扱いにすることはできると思います。ただ、今はまだ子供、高齢者、高リスク者、未接種者が守られていません。
まずは第6波を抑え込みましょう。 https://t.co/mlLVSeiN6m
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) January 27, 2022
本当に? 以前、自身がLong Covidに言及していましたが、それはワクチンを接種すれば問題なくなり、インフル程度の扱いにできるのでしょうか?
「第6波」に関してのまとめ
だいぶ「予想」を外してますよね。それでも「間違っても後から訂正すればいい」と考えているんですかね? それが悪いことだとは思いませんが、間違えすぎでは?
あと、これでは「ピークアウト芸人」と呼ばれた人と何が違うのかわかりません。
「出口」「日常を取り戻す」に関するツイート
2021年8月22日に「デルタの伝播性がはっきりした時点で集団免疫は難しくなった」ということなので、それ以降でピックアップ。
2021年9月13日 「ようやくコロナ禍も出口が見えてきました」
とうとう全人口の半数がワクチン2回接種を終えました。
関係者の尽力および、多くの方が接種のリスクとベネフィットに対して正しい判断をして下さり、
接種を積極的に受けてくださったおかげです。ありがとうございます。
ようやくコロナ禍も出口が見えてきました。
あと一息、頑張りましょう。 pic.twitter.com/NihPxoEt6R— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) September 13, 2021
何が見えたのでしょうか?
2021年9月17日 「コロナ禍の出口ははっきりと見え始めています」
外来終了。
本日返ってきたPCRの結果は全て陰性でした!
発熱センターからの発熱患者の紹介もゼロでした!
こんなことは数ヶ月ぶりです。
明らかに感染は収束していっています。コロナ禍の出口ははっきりと見え始めています。 あと少し頑張りましょう!
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) September 17, 2021
何が見えたのでしょうか?
2021年10月3日 「日常を取り戻すためのラストスパート、頑張りましょう!」
日常を取り戻すためのラストスパート、
頑張りましょう!接種追い込み 自治体ターゲットは若者 駅チカ、夜間枠、プレゼント…(西日本新聞) 接種追い込み 自治体ターゲットは若者 駅チカ、夜間枠、プレゼント…(西日本新聞) https://t.co/bApY7RFrh5
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) October 3, 2021
ラストスパートは今も続いているのでしょうか?
2021年10月7日 「日常を取り戻すまであと少しです!」
まだまだ素晴らしい数値ですが、さすがに少し減ってきました。
当面の目標、2億接種まであと一息、、ラストスパートをかけていきましょう!
日常を取り戻すまであと少しです! https://t.co/GlO8I8Lm3A
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) October 7, 2021
あと少しとはどれくらい?
2021年10月8日 「長かったトンネルの出口が見え始めました」
本日で私が勤務する医療機関での、平日のワクチン接種が最終日を迎えました。
同時に私がワクチン接種業務もこれで一応終了です。
ありがとう、コミナティ。
おかげで日本の感染者は激減し、長かったトンネルの出口が見え始めました。 pic.twitter.com/1hyDEBqQEP— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) October 8, 2021
トンネルからは出られたのでしょうか?
2021年10月11日 「コロナ禍の出口は近いです」
東京の新規感染者が50人をきるのは、
なんと473日ぶりです!去年の6月25日以来のことです!
コロナ禍の出口は近いです。
あと少し、みんなで頑張りましょう! pic.twitter.com/p8w8W2GoRo— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) October 11, 2021
近かったですか?
2021年10月30日 「コロナ禍、もうすぐ終わりますよ」
煽っているんじゃなくて、ワクチン接種率が高くなってかなり安心だということです。
コロナ禍、もうすぐ終わりますよ。
ご安心を。あとは、コロナ禍の出口までの段階を確実に踏んでいくだけです。 https://t.co/lG5wzXxHzH
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) October 30, 2021
終わりましたか?
2021年11月3日 「コロナ禍の出口がはっきりと見え始めました!」
さらにファイザー製ワクチンの大規模治験の結果が
2〜4歳 今年中
生後6ヶ月〜1歳 今年度中に出る予定です。
これにより来年度には生後半年以降の全ての方に新型コロナワクチン接種が可能になると思われます。コロナ禍の出口がはっきりと見え始めました! https://t.co/fWcSV9bO8G
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) November 3, 2021
もっと前に「見え始めた」のに、また見え始めたのですか?
2021年12月7日 「コロナ禍の出口は確実に近づいています」
全面的に同意します。
さらに、承認され次第、子供の接種体制もしっかりと構築して、社会全体の免疫を底上げしていくべきです。
多くの方々が積極的に予防接種を受けて下さったおかげで、コロナ禍の出口は確実に近づいています。 https://t.co/A7EjwHc1C9
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) December 7, 2021
前に「近い」と言っていましたが。
2022年2月20日 「コロナ禍の出口は着実に近づいています」
新たにとんでもない病毒性の変異ウイルスが現れず、追加接種が現在のスピードで進んだと仮定したら、
日本において新型コロナがインフル以下の致死率になるのは、夏〜秋と思われます。コロナ禍の出口は着実に近づいています。
あと少し、頑張りましょう。 https://t.co/Q5fALtboFe
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) February 20, 2022
前に「近い」と言っていましたが。
2022年4月7日 「日常を取り戻すため、あと一息、頑張りましょう!」
【拡散希望】
全国で接種業務にあたる皆様、反ワクチンカルト団体が接種妨害を行った場合、逮捕できるという前例ができました。今後、接種会場に似たような嫌がらせがあったら、すぐに通報して逮捕してもらいましょう。
日常を取り戻すため、あと一息、頑張りましょう!https://t.co/kXNZ0sngHk
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) April 7, 2022
「あと一息」とはどれくらい?
2022年6月8日 「全国民の60%(高齢者の85%)が追加接種を受け、SARS-Cov2の脅威が相対的に下がり、コロナ禍の出口が見え始めた」
全国民の60%(高齢者の85%)が追加接種を受け、SARS-Cov2の脅威が相対的に下がり、コロナ禍の出口が見え始めたことで、
『ただの風邪派』や『自粛なんていらない派』
の人々が「俺は正しかった!」と騒いでいますが、
そう騒げる状態まで持ってくるのが目標だったので生温かく見守りましょう。— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) June 8, 2022
また「見え始めた」ですか。
2022年8月16日 「出口に近づける手段は、ワクチン接種率の向上、特に子供への接種推進しかありません」
お大事になさってください。
ただ、全数見直しの指示は別にいいんだけど、それは出口とは全く関係ありません。
たんに事務的な負担が軽減されるだけで、病床逼迫はかわりません。出口に近づける手段は、ワクチン接種率の向上、特に子供への接種推進しかありません。 https://t.co/TsRjlIxNK0
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) August 16, 2022
ワクチンだけでは無理では?
2022年8月16日 「出口は数をかぞえるのをやめることではなく、感染を抑え込むこと。または重症化する人がいなくなるようにすること。」
出口は数をかぞえるのをやめることではなく、感染を抑え込むこと。
または重症化する人がいなくなるようにすること。— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) August 16, 2022
Long Covidのことは頭になさそうですね。
2022年9月8日 「ワクチン接種以外に少ない被害で日常を取り戻す手段はない」
正しいぞ。
圧倒的に正しいぞ。ワクチン接種以外に少ない被害で日常を取り戻す手段はないぞ。
あと『ミスリードされないように』は日本語としてちょっとおかしいぞ。 https://t.co/OIMMjdUkGP
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) September 8, 2022
ワクチンではLong Covidは劇的には改善されないと思いますが、それは無視でいいのでしょうか?
まとめ
1年前から「コロナ禍の出口」が見えているようですが。いつになったらたどり着くのでしょうか?
また、「出口は感染を抑え込むこと。または重症化する人がいなくなるようにすること」という発言からはLong Covidのことは念頭にないように感じられます。仮にワクチンの効果もあって死亡者や重症化する人が減ったとして、Long Covidは大問題だと思うのですが。
あと、「集団免疫が可能」と考えていた時は「体質的に打てない人もいるので免疫の壁を構築しよう」と言っていたのですが、「集団免疫は不可能」であればそのような人たちを守れなくなるのでは? それは置き去りでいいのですか?
この『コクーン戦略』はとても重要です。
現在、11歳以下の子供に対する新型コロナワクチンは承認されておりませんし、
体質的に打てない方もいらっしゃいます。そのような方々を守るためのも、ぜひ積極的に予防接種し、免疫の壁を構築しましょう。 https://t.co/mY81KpWYt7
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) June 23, 2021
Long Covidに関して追記
long covid(コロナ後遺症)については、
腸管へのウイルスの持続感染や、全身の血管炎によるものなど、様々な原因が考えられていますが、
病態生理は完璧には解明されていません。また、治療法も確立していません。
予防接種でリスクが抑えられます。
感染しないに越したことはありません。 https://t.co/VT8P7aFqFN— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) August 14, 2022
「(Long Covidは)予防接種でリスクが抑えられます」って根拠は?
感染対策が甘く、ワクチン未接種の状態で多くの国民がウイルスに晒された欧米では、
今後、後遺症がかなり大きな社会問題になりそうですね。米国は200万人がlong covidで就労困難になっているし……
日本もlong covidの専門外来を増やす必要がありますね。 https://t.co/r27YZnCD5l
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) September 11, 2022
「ワクチン未接種の状態で多くの国民がウイルスに晒された欧米では、今後、後遺症がかなり大きな社会問題になりそうですね」ともあり、ワクチン接種した人はLong Covidになりにくいと思い込んでいるようですね……。
研究グループはこの結果に対して、ワクチン接種は感染後の死亡と罹患後症状のリスクを部分的にしか減少させることができないため、SARS-CoV-2感染による長期的な健康への影響のリスクを軽減させるためには、ワクチンだけではなく予防対策が必要であるとしている。
上記のような研究結果があり、ワクチン接種でLong Covidが減少するにしても無視できるものではないと思いますが。
全体のまとめ
「事前にどのような変異が起きるかわからないのだから外れるのは仕方ない」という擁護はできますが、「変異が起きるのはわかっているんだから軽々しく予想すべきではない」と思いますし、下記のように「淘汰圧をかけつつ、根絶はしないなら、淘汰圧の回避能力が進化する」とその後の展開を言い当てている人もおり、「オミクロンのように免疫回避する変異が起きる」というのはわかる人にはわかっていたわけです。これを見ると、知念氏の一連の発言は擁護できるものではないのではないか、と思ってしまいます。
さすが宮竹師匠、心配していることを言ってくれている。コロナに免疫回避能力を進化させないキモは、「根絶すること」、「そのために短期集中でワクチン接種を進めること」だ。進化を確実に食い止める方法は根絶しかない。淘汰圧をかけつつ、根絶はしないなら、淘汰圧の回避能力が進化する。
— 窓月がこの先生きのこるには (@windowmoon) April 18, 2021
とにかく、「常に情報をアップデートして、最新の状況をお伝えしています」というだけでなく、もう少し先も見越して発言した方がいいのではと思います。
コメント