岡山県知事の発言が話題になっています。
検温実施を発表、「後悔してもらうようになれば良い」
岡山県の伊原木隆太知事は24日の記者会見で、新型コロナウイルス感染防止対策として、29日に山陽自動車道下り線の瀬戸パーキングエリア(PA、岡山市東区)で来県者らの検温を実施すると発表した。
(中略)
伊原木知事は「(報道陣が)取材に来て顔をさらされるみたいになるのはゴメンだよねと思っていただければ正解」と説明。警察官や岡山県職員がドライバーに声をかけて検温することになる見通しで「声をかけられた人が『まずいところに来てしまった』と後悔してもらうようになれば良い」と話した。
「危害を加える」といった電話があり検温中止を発表
県によると、知事が検温実施を表明した24日以降、「県外ナンバーを差別するな」「現場で職員に危害を加える」といった電話が約50件あり、「職員の安全を担保できない」として中止を判断したという。
インターチェンジの閉鎖を要請するも断られる
大型連休突入を前に、岡山県の伊原木隆太知事は28日、同県内を走る高速道路を運営する2社に対し、多数の観光客が利用するインターチェンジ(IC)を5月2日から6日までの間、閉鎖するよう要請した。伊原木知事は「帰省や観光などによる人の移動が想定され、(新型コロナウイルスの)感染拡大が懸念される状況にある」しているが、両社とも「対応は難しい」と事実上拒否している。
「なるべく来てほしくない」というのは理解できます。検温を実施するというのも悪くはないと思います(パーキングエリアで実施したとして実効性があるとは思えませんが)。
でも、「後悔してもらうようになれば良い」という発言はどうなのかな、と思います。「検温」ではなく「顔をさらすこと」によって後悔させようとしているところも。
ただ、それに対して「現場で職員に危害を加える」という電話があったのなら、被害届を出してそんな電話をかけてきたやつに後悔させてやればよかったのに。
で、その後のインターチェンジの閉鎖の要請というのもずれてるな、と。
感染拡大を食い止めるためにできることは何でもしたいということかもしれませんが、もう少し現実的な案を出さないと……
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