相棒4 第17話 「告発の行方」

放送日:2006年2月15日

相棒 Season IV
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あらすじ

公式

 ルポライター・堂島丈一(長谷川公彦)が死亡する。自宅マンションで何者かに襲われ、はずみで窓から転落したらしい。堂島の部屋の机や壁は、気味が悪いほどに傷付けられていた。その上に残る血の跡。
 堂島は、大きな賞を獲得したこともある骨太のライター。最近は筆が振るわなかったが、杉下右京(水谷豊)はその実力を認めていた。死亡した日に発売された芸能雑誌には、暴力団がらみの記事と、政治家・古賀由紀男に関する好意的な記事が、堂島の署名で掲載されていた。それを読んだ右京は、どんな記事にも鋭い視点を残してきた堂島らしからぬ、誰にでも書けそうな古賀議員のインタビュー記事に、強い疑問を抱く。右京に勧められ、過去の堂島のルポを読んだ亀山薫(寺脇康文)も同意。堂島が、古賀議員にインタビューしたのかも疑わしい。2人は早速、議員会館へと向かう。

 古賀は現在、国土交通大臣。「よく書いてくれたよ」と、記事には大満足の様子だが、気に入ったという堂島の名前も覚えてはいない。忙しい予定の管理は秘書任せ、机にはいくつものメモが貼られており、「記憶力だけは自信あんだ」という本人の言を、鵜呑みにはできそうに無い。案の定、秘書の赤枝文和(羽場裕一)によれば、インタビューに応じたのは赤枝本人だという。大臣に喜ばれそうなことを並べたおかげで、とても褒められたという赤枝。彼は古賀が四国の市会議員だった20年以上も前から、古賀が掲げる政治の理想に共感して仕え続けているのだ。赤枝によればインタビューは、堂島がわざわざ議員会館を訪ねてきたにも関わらず、居酒屋で行われたという。ここでは話しづらい、雑誌に掲載されなかった内容が語られたのでは? 右京たちはその足で、居酒屋へと向かう。
 店は、芸能雑誌編集部の御用達の一軒。店長は、赤枝と来た日のことも、最後に堂島が顔を出した時のこともよく覚えていた。堂島は亡くなる前、編集長と一緒に店に現れ、もみ合うほどの激しいけんかをしたのだという。堂島はしきりに「約束が違う!」と叫んでいたとも。やはり、差し替えられた記事があるのでは…?

 翌日、右京たちは警視庁の上層部から呼び出しをくらう。2人は前夜、古賀議員が地元にドーム球場を建設した際、多額の見返りを受けていたことを突き止めていた。しかも、そこまで捜査二課が調べ上げているにも関わらず、古賀の逮捕に待ったがかかっていることも。現在、ドームは莫大な借金を残して倒産。その埋め合わせに公的資金の投入と住民税の引き上げが、先日発表されたばかりだ。このタイミングで古賀の不正が明るみに出ては、各方面にまずいことがあるということらしい。当然、右京たちの捜査にも上層部から圧力が掛けられる。だが、堂島は古賀の不祥事を知り、告発しようとして殺されたのかもしれないのだ。右京と薫は、確たる証拠を求め、独自の捜査を決行する!

ネタバレあり

  • ルポライターの堂島がマンションの自分の部屋で殴られた上に転落死。
  • 右京は堂島のことを「以前は社会問題を記事に書いて的確に批判していた」と評し、「最新のキリン芸能に載った堂島の記事は国土交通大臣の古賀を持ち上げるものだしこの程度はホームページを見ればわかる、本当に古賀大臣のインタビューをしたかすら怪しくなる」と考える。
  • 古賀に話を聞くと堂島のことはよく覚えていない様子。
  • 秘書の赤枝に話を聞くと「大臣はきっと覚えていない、大臣はあいさつした程度でこのインタビューに答えたのはほとんど私、堂島に言われてインタビューは居酒屋でした」という。
  • 居酒屋で話を聞くと、確かにインタビューをしていたという。また、堂島が死んだ夜、堂島は編集長・栗又の胸ぐらをつかみ「約束が違う」などと言っていたという。
  • 創起出版(キリン芸能の出版社)で栗又に「堂島の記事をあなたが勝手に差し替えてそれを発売日に知った堂島が『約束が違う』と怒ってもめたのではないか」と聞くが、栗又は「もめた原因は忘れた、店を出た後はすぐ会社に戻った」という。
  • 堂島の部屋を調べ、パソコンの類がないことから原稿を手書きで書いていたと推察。
  • 「ちょっと危ない橋を渡ろう」と捜査二課で何か調べると、翌日内村らに呼び出される。右京は「古賀はプロ野球誘致のために地元にドーム建設を推進したが誘致はできずドームだけ残った、その結果ドームを運営する第三セクターは500億もの負債を抱えて倒産、それに対して政府は100億の税金投入を発表、南浜市も住民税の値上げを発表、そのような時期に古賀大臣が逮捕となったら大変」と説明。実はドーム建設の際に古賀は地元の業者に便宜を図り、わかっているだけでも見返りに2億円を受け取っていたが、内村は「南浜市の住民税が上がるまで、上からの圧力ではなく国を守るための自主規制」と逮捕していない理由を説明。
  • 差し替えられる前の原稿を求めて、堂島と一緒に仕事をしていた人たちに話を聞くと、「堂島の原稿は普段は手書きだったが今回の記事はパソコンで打ち出してあった」という。その事実を突きつけると、栗又は記事を差し替えたことは認めたものの理由は「原稿が面白くなかったから」と説明。
  • 原(編集部スタッフ)に呼び止められる。差し替えは「もしかしたら来るかもしれないクレーム」を避けるための編集長の自主規制だったという。「堂島はこの記事に命を懸けていた、『これでジャーナリストとして再起してやる』と言っていた、彼の渾身の原稿を読んでください」と堂島の原稿を渡される(原稿は古賀が賄賂を受け取ったことなどを告発するもの)。
  • 赤枝に原稿を見せ堂島の部屋へ。赤枝は「初めて来た」と言うが、赤枝が事件当夜書いたというメモが堂島の傷だらけの机で書いたものと証明すると、赤枝は「大臣が無様な形で捕まるのが耐えられなかった、逮捕は時間の問題だと気付いて自分の手で告発しようと思った時に堂島が現れた、堂島を信じて話した、この記事が雑誌に載れば古賀は会見を開くがそこで全て謝罪するよう説得するつもりだったが内容が違っており堂島に抗議するため部屋に来た、堂島は最初は謝っていたがそのうち『俺だって悔しい、俺だって裏切られた』と言い出し首を絞められたためトロフィーで殴った、その直後に机の上でメモを書いた」と認める。右京が「今からでも遅くない、告発は裁判という場でもできる」と言うと赤枝は堂島の原稿を見て決意する。右京はさらに「あなたは傷害容疑で逮捕される、あなたがメモを書いた場所には堂島の血が残っているがメモには血が付いていないことからみてあなたが指紋を拭き取って部屋を出た後に堂島は意識を取り戻した、その後は想像するのみだが自分で飛び降りた」と語る。
  • 栗又に堂島の覚悟や死んだ状況を説明するが「記事が面白くなかったから差し替えただけ、それが原因で取材相手に非難されたり殺されたりしても私に責任はない」と返す。右京は「あなたに法的な責任はない、ただジャーナリストではないというだけ」と痛烈に批判。去り際に「古賀の秘書が逮捕されてあさってには収賄も明らかになるだろう、今書けばスクープだがあなたにとっては面白くないから関係ないだろうが一応報告」と付け加えると栗又は「原稿を返せ」と取り返し、堂島の記事がキリン芸能に載る。

感想/気になる点など

  • 米沢、堂島の部屋の窓から身を乗り出すけど、高所恐怖症は?

キャスト

水谷豊:杉下右京
寺脇康文:亀山薫
高樹沙耶(益戸育江):宮部たまき
川原和久:伊丹憲一
大谷亮介:三浦信輔
山中たかシ(山中崇史):芹沢慶二
山西惇:角田六郎
六角精児:米沢守
神保悟志:大河内春樹
志水正義:大木長十郎
久保田龍吉:小松真琴
片桐竜次:内村完爾
小野了:中園照生
羽場裕一:赤枝文和(古賀の秘書)
冨樫真:原松美(キリン芸能編集部のスタッフ)
石山輝夫:古賀由紀男(衆議院議員、国土交通大臣)
長谷川公彦:堂島丈一(フリーのルポライター)
岩本宗規:居酒屋店長
佐藤リョースケ:五味(フォトオフィス五味)
松本豊一:矢部(古賀の記事の担当編集者)
成瀬奈緒子:古賀の秘書
江口いくえ:水着モデル
松重豊:栗又幸治(キリン芸能編集長)

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ロケ地

東京ビジネスホテル(屋上):創起出版 屋上
辰巳出版:創起出版
衆議院第一議員会館前の道:衆議院第一議員会館前の道
川崎マリエン(会議室)[HP]:警視庁 会議室
新宿3丁目の路上(露露酒家前の道):居酒屋を出て創起出版へ向かう途中に通った道
渋谷西村フルーツパーラー:矢部に話を聞いた店
内堀通り(国立劇場前辺り):堂島の記事を読んだ後に議員会館に向かう途中で通った道
日比谷通り(帝国ホテル前辺り):堂島の記事を読んだ後に議員会館に向かう途中で通った道
国会通り(市政会館前辺り):堂島の記事を読んだ後に議員会館に向かう途中で通った道
国会前の道:堂島の記事を読んだ後に議員会館に向かう途中で通った道
公園通り:赤枝を乗せて堂島の部屋に向かう途中で通った道
渋谷 スクランブル交差点[当ブログの記事]:最後に歩いた場所

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