相棒10 第3話 「晩夏」

放送日:2011年11月2日

テレビ朝日|相棒season10
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あらすじ

公式

 杉下右京(水谷豊)が、ふとしたきっかけで知り合った歌人、高塔織絵(三田佳子)から相談を受ける。「文箱の二重底から毒物が入った見知らぬ青い小瓶が見つかった」という。文箱は40年以上前、織絵が結婚を約束した桐野(岩瀬亮)が持っていたもの。桐野は服毒自殺していた。毒物は桐野が自殺に使用したものなのか・・・。しかし、織絵は「なんのために毒を隠したのか」と疑問を抱き「青い毒の小瓶の謎、解いて頂けます?」と右京と尊(及川光博)に依頼する。
 当時の担当刑事の話から、桐野の遺体が発見される直前まで部屋に入る人物がいなかったことがわかった。部屋に一人いた桐野はやはり自殺だったのか。
 しかし、桐野が40年前に作った短歌を読み直した右京は、事件の真相に気づき…。

ゲスト:三田佳子

ネタバレあり

  • 右京は病院で知り合った歌人・高塔織絵から「文箱の二重底から毒物が入った見知らぬ青い小瓶が見つかった」と相談を受ける。文箱は40年以上前、織絵が結婚を約束した桐野が持っていた物で、桐野は服毒自殺していた。しかし、織絵は「何のために毒を隠したのか」と疑問を抱き、青い小瓶の謎を解くよう右京と神戸に依頼する。
  • 当時の担当刑事に話を聞くと、桐野が死んだ夜、部屋に入る人物はいなかったことを確認。
  • 右京は桐野の短歌ノートを読み、一つの結論に至る。織絵に会い、「桐野が死んだ夜誰も部屋にいなかったことから毒は桐野が入れて青い小瓶は自分で文箱に隠した、仮に犯人をXとしてXは桐野と顔見知りで織絵があの日部屋にいないことを知っていた人物、『コーヒーなんかに少し入れて飲むと疲れが取れる』などと言って渡して口止めもしたと思われる、桐野はXに言われた通りコーヒーに少し入れて青い小瓶は織絵に見つからないように文箱に隠した(織絵が常日頃体の弱い桐野を心配しているため心配を掛けないためとXからもらったことを聞かれると困るため小瓶を隠した)、そして毒入りと知らずに飲んだ」と説明。「ただし、全て推測で証拠はない」と告げると、織絵は「それで十分」と答える。
  • 織絵は浅沼(織絵の師)を呼び出し、「コーヒーに少し入れて飲むと疲れが取れるらしい」と青い小瓶を出すと浅沼は液体をコーヒーに入れて飲む。それを見て織絵は「さようなら」とつぶやく。
  • 右京と神戸が浅沼の家に行くと、「42年前自殺に見せ掛けて桐野を殺した、自ら命を絶つ」と書かれた遺書を発見。
  • 右京と神戸が織絵の家に行くとパトカーが停まっており、中に入ると呆然とする浅沼と、倒れている織絵。米沢に話を聞くと、織絵は毒を飲んで自殺、青い小瓶の液体は無害なものという。
  • 浅沼は右京になぜ織絵が自殺したのか聞くと、右京は「織絵自殺の鍵」と桐野殺害の動機を聞く。浅沼が「織絵の才能を卑俗な結婚生活にうずもらせないために殺した」と言うと、右京は織絵が「先生は歌の才能のために人を殺す人ではない」と言っていたことを告げ、「42年前から愛していたのでは?」と聞くと浅沼は「彼女を愛していた、男として近づき彼女に軽蔑されたら永久に彼女を失うことになるとを恐れた、彼女が真実に気付いて復讐してきたら甘んじて受け入れるつもりだった」と打ち明ける。それに対して右京は「織絵は半年の余命宣告を受けて最初に浅沼に電話した、ただあなたの声が聞きたかったのだと思う、桐野が殺されたのだとしたら犯人はあなたであってほしいと願った、あなたが桐野を殺したのならあなたが彼女を愛していたに違いないから、彼女もいつの間にかあなたを愛していた、彼女は青い小瓶の毒を無害な物に入れ替えてあなたに出した、あなたが犯人なら飲まないが犯人でないなら知らずに飲んでしまう、彼女はあなたが飲まないことに賭けたが彼女の復讐だと思い込んでいたあなたは罰を受けるべくあえて黙って飲んでしまった、その瞬間彼女の望みは絶たれた、彼女はもう半年生きながらえる意味はないと思った」と告げ、織絵が文箱にしまっていた歌(罪あらば 罪ふかくあれ 紺青の空に背きて 汝を愛さん、真っ青な空に背を向けても罪人を罪もろとも愛す)を見せると、浅沼は泣き崩れる。
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キャスト

水谷豊:杉下右京
及川光博:神戸尊
川原和久:伊丹憲一
大谷亮介:三浦信輔
山中崇史(山中たかシ):芹沢慶二
山西惇:角田六郎
六角精児:米沢守
小林勝也:浅沼幸人(器の会元主宰)
田口計:島津典史(弁護士、器の会会員)
岩瀬亮:桐野孝雄(織絵の婚約者、器の会会員)
角野哲郎:田中幹夫(浅沼の弟子?)
阿部六郎:山上等(元巡査部長、桐野の事件を担当)
京極圭:竹下(医師)
西丸亮:X(若き日の浅沼幸人)
志水正義:大木長十郎
久保田龍吉:小松真琴
中山克己:桐野の事件当夜、将棋をしていた老人
古川慎:桐野の事件当夜、将棋をしていた老人
三田佳子:高塔織絵(器の会主宰、女流歌人)

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主な複数回出演者

相棒 複数の役で出演した人(シーズン10)
「相棒に複数の役で出たことのある人」、シーズン10出演分です。第1話「贖罪」田野良樹・居酒屋の常連客(相棒2第14話)・記者(相棒4第21話)・議員会館の警備員(相棒7第3話)・タクシー運転手(相棒10第1話)・村上(AEGIR警備保障課長...
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ロケ地

劇中の場所 撮影場所
右京と高塔織絵が話をした池のある場所 川口市立グリーンセンター
右京と高塔織絵が出会った病院 大和市立病院
浅沼幸人が桐野孝雄に毒を渡した回想シーンの橋 萬年橋(小名木川)

<撮影場所ごとのまとめ>
大和市立病院[HP]:右京と高塔織絵が出会った病院
川口市立グリーンセンター[HP]:右京と高塔織絵が話をした池のある場所
萬年橋(小名木川):浅沼幸人が桐野孝雄に毒を渡した回想シーンの橋

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