相棒3 第4話 「女優~前編~」

放送日:2004年11月10日

第4話
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あらすじ

公式

右京がついに免職!?
そんな右京を気にかけつつ、女優の夫殺しの捜査に乗り出す薫。
やがて事件に興味を持ち始めた右京と再びコンビ捜査に乗り出すが…。

 美和子(鈴木砂羽)が出て行き、散らかり放題となった部屋で寝ていた薫(寺脇康文)は、その美和子からの電話で起される。
「右京さん(水谷豊)が免職になっちゃったみたい」。
 一気に眠気が覚めた薫は大河内監察官(神保悟志)のもとへ行き猛抗議。右京を恨んでいた朱雀官房長官は右京らに殺人犯として検挙され失脚したはずだが…。が、大河内によると、朱雀と密接な関係にあった木佐貫首席監察官(陰山泰)のいわば逆恨みで右京は免職に追い込まれたらしい。

 薫は官房長に復帰した小野田(岸部一徳)に泣きつくが、さすがの小野田も頑なな木佐貫を説得できず正式決定を覆すことはできない。が、当の右京はというと、免職決定にもどこ吹く風。「頼んだ覚えはない」という右京に、さすがの小野田も「おまえのためじゃない、亀山くんのため」と反撃する。
 そのころ、薫は所轄管内で発生した強盗殺人事件の捜査に乗り出していた。被害にあったのは有名女優の小峰夕月(羽田美智子)と夫で脚本家の古谷(深水三章)邸。深夜、一人の不審な男が庭にいるのを発見した古谷は警察に通報。が、男は部屋にまで押し入ると夕月に銃を突きつけ金を要求、隙を見て逃げようとした夕月ともみ合いとなったが、そのとき男が発砲した銃の流れ弾があたり古谷が死亡。慌てた男は何も盗らずにそのまま逃亡したという。茫然自失の夕月に薫は古谷との結婚生活について質問するが、実は2人は籍を入れていなかったことが判明する。その後、伊丹憲一(川原和久)ら捜査一課との合同捜査となるが、逃げた犯人の行方はようとしてつかめない。
 それもそのはず、事件は夕月とその恋人であるマネージャーの松永慎二郎(岡田浩暉)が仕掛けた狂言だった。松永が庭をうろつくと、夕月が古谷に報告し警察に通報させると、松永は堂々と古谷の部屋に乗り込み、夕月を人質にとり2人でもみ合うような格好をしながら古谷を打ち抜いたのだった。
「後悔してる?」
「してないさ」
 ホテルの一室で2人は愛を確かめ合い…。

 たまきから右京の居場所を聞いた薫は閉館直後の図書館へ。すると右京がなぜか鑑識課の米沢守(六角精児)といっしょに夕月の事件について書かれている新聞に目を通していた。右京によると、事件に府に落ちない点があるという。なぜ金品を狙った強盗が古谷を殺しただけで逃げたのか。本当に金品が目的ならば、夕月をなおも脅して奪えばいいはず。仮に銃は殺しが目的でなく脅すためだけのものだったとしたら、当時誰もいなかった1階に忍び込み、誰にも見つからないうちに逃走すればいいはずだ。犯人像が絞り込めない、という右京に薫も同調。翌日、早速、海音寺課長(竹中直人)に報告する。
 薫の鋭い指摘を右京の発案と見抜いた海音寺は、免職になった右京を雇い薫とコンビで捜査に当たらせようとする。どうやら右京の類まれな才能と、その右京をサポートする薫の仲を高くかっているらしい。
 内外の批判にさらされながらもこれで堂々と捜査できるようになった右京。薫とともに夕月、松永との対決がいよいよ始まる!

ネタバレあり

  • 右京を恨んでいた朱雀官房長官は右京らに殺人犯として検挙され失脚したが、朱雀と密接な関係にあった木佐貫首席監察官の逆恨みで右京は免職に追い込まれる。
  • 亀山は所轄管内で発生した強盗殺人事件の捜査に参加。被害に遭ったのは有名女優の小峰夕月と夫で脚本家の古谷邸。深夜、一人の不審な男が庭にいるのを発見した古谷は警察に通報したが、男は部屋にまで押し入ると夕月に銃を突きつけ金を要求、隙を見て逃げようとした夕月ともみ合いとなり、その時男が発砲した銃の流れ弾が当たり古谷が死亡。慌てた男は何も盗らずにそのまま逃亡したと証言(実際には夕月とマネージャーの松永が仕掛けた狂言で、松永が庭をうろついて夕月が古谷に報告し警察に通報させ、松永は古谷の部屋に乗り込んで夕月を人質に取りもみ合うような格好をしながら古谷を打ち抜いた)。
  • たまきから右京の居場所を聞いた亀山は図書館へ。右京は米沢と一緒に夕月の事件について書かれている新聞に目を通していた。右京によると、事件に腑に落ちない点があるという。なぜ金品を狙った強盗が古谷を殺しただけで逃げたのか。本当に金品が目的ならば夕月をなおも脅して奪えばいいはず。仮に銃は殺しが目的でなく脅すためだけのものだったとしたら当時誰もいなかった1階に忍び込み、誰にも見つからないうちに逃走すればいいはず。犯人像が絞り込めない、と言う右京に亀山も同調。
  • 亀山が課長の海音寺に報告すると、亀山の鋭い指摘を右京の発案と見抜き、免職になった右京を雇い亀山とコンビで捜査に当たらせる。
  • 右京と亀山は夕月の撮影現場に行き事件当時の話を聞く。
  • 右京と亀山が古谷邸に行くと、テレビ局のプロデューサーが「最後の原稿があるはず」と来ており、一緒に探すが見当たらず。「夕月はスランプのようで1行も書けていなかったと言うが締め切りはきちんと守る作家の鑑」と疑問を口にする。また、古谷は刑事ドラマの脚本を書いていたという。右京は「夕月が原稿を処分したのだとしたら原稿にその答えがあるはず、原稿を発見するのは不可能だろうが創作ノートでもないか」と部屋を探すと、壁紙を発見。「壁もノート代わりになる」と壁紙を貼り直した場所を探すと、壁紙はトイレのものと一致。そこで壁紙をはがすとメモを発見。米沢に調べてもらうと、何層にも紙を重ねてアイデアを書かれていることを確認。その中に「伴侶に不審者を発見させる、強盗かもしれないと伴侶に通報させる、警察が着く前に不審者と共に伴侶を射殺する」というメモを確認。
  • 夕月が記者会見を開き、松永との結婚を発表。ホテルの部屋に戻り松永は夕月に「タイミングが悪すぎる」と言うが、夕月は「心配することなんかない、私は夫を殺してなんかいない」と笑みを浮かべる。

第5話 「女優~後編~」に続く。

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キャスト

水谷豊:杉下右京
寺脇康文:亀山薫
鈴木砂羽:奥寺美和子
高樹沙耶(益戸育江):宮部たまき
川原和久:伊丹憲一
大谷亮介:三浦信輔
山西惇:角田六郎
六角精児:米沢守
神保悟志:大河内春樹
山中たかシ(山中崇史):芹沢慶二
片桐竜次:内村完爾
岸部一徳:小野田公顕
羽田美智子:小峰夕月(女優)
岡田浩暉:松永慎二郎(マネージャー)
深水三章:古谷彦六(脚本家)
森下哲夫:麹町東署署長
陰山泰:木佐貫功(警察庁首席監察官)
みのすけ:轟(プロデューサー)
平川和宏:麹町東署の刑事
久保田莚子:記者?
九里美保:記者
志水正義:大木長十郎
菊池隆志:警官?
久保田龍吉:小松真琴
大下章:
竹中直人:海音寺菊生(麹町東署刑事課課長)

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ロケ地

劇中の場所 撮影場所
右京と小野田が行った回転寿司屋 回転寿し 活鮮 オズ大泉店
小峰夕月が泊まったホテル ホテル プリンセスガーデン
北の丸図書館 さいたま市与野図書館
麹町東署(外観) 東映東京撮影所 Gスタジオ
警視庁 廊下 川崎マリエン
右京と亀山が車で通った道 都庁通り
撮影所で右京と亀山が歩いた場所 東映東京撮影所 No.7ステージとNo.3ステージの間

<撮影場所ごとのまとめ>
さいたま市与野図書館:北の丸図書館
東映東京撮影所:麹町東署(外観)、撮影所で右京と亀山が歩いた場所
川崎マリエン[HP]:警視庁 廊下
ホテル プリンセスガーデン[HP]:小峰夕月が泊まったホテル
回転寿し 活鮮 オズ大泉店:右京と小野田が行った回転寿司屋
都庁通り:右京と亀山が車で通った道

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