相棒19 第19話 「暗殺者への招待」

放送日:2021年3月10日

拡大スペシャル 第19話「暗殺者への招待」2021年3月10日(水)|ストーリー|相棒 season19|テレビ朝日
『相棒season19』ストーリー。2021年3月10日(水)よる9:00~10:09放送、拡大スペシャル第19話「暗殺者への招待」
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あらすじ

公式

特命係を煙に巻く“あの男”をめぐり
止まっていた時間が、再び動き出す!

特命係と仮想国家の支配者・加西の因縁はここから始まった――

麗音(篠原ゆき子)が銃撃された事件の首謀者でありながら、罪をまぬがれたIT長者の加西周明 (石丸幹二) 。背景には、衣笠副総監(杉本哲太)の“ツルの一声”や、さらに上からの“政治的圧力”があったと思われるが、うやむやのまま実行犯である朱音静 (日南響子) だけが逮捕されていた。しかも、当初は加西の関与をほのめかしていた静が、大手事務所の弁護士と接見した後、突然態度を翻し、供述の“保留”を申し出た。静の不可解な動きを耳にした右京(水谷豊)と亘(反町隆史)が真意を確かめようと動き出した矢先、加西の口車に乗って転落死した男の母親・蒔子(松永玲子)と顔を合わせる。蒔子は、息子の恋人だった静を娘のように思い、何かと世話を焼いているらしい。いっぽう、おとがめなしで自由の身を謳歌している加西の処遇をめぐっては、内閣官房長官の鶴田(相島一之)や、国家公安委員長の鑓鞍兵衛 (柄本明) も関心を寄せていた。そんな中、1年前の殺人事件で追及を逃れきった内閣情報調査室の柾庸子(遠山景織子)から、驚くべき情報がもたらされ―――さらに、思いもよらぬ出来事が加西に降りかかる…!

不敵な態度で暗躍する加西に、再び挑む特命係
供述を翻した“麗音銃撃実行犯”の狙いは…!?
予測不能の事態が国家の中枢を揺るがす!

ゲスト:石丸幹二 遠山景織子 松永玲子 日南響子 相島一之 柄本明

ネタバレあり

5カ月前

  • 出雲が銃撃され、その容疑者として朱音静が逮捕されるが静をそそのかした加西は衣笠副総監の鶴の一声で逮捕されず(第1話 「プレゼンス」第2話 「プレゼンス(後篇)」参照)。
  • 静は検察官聴取でも「加西に殺人を持ち掛けられた」と供述していたが、弁護士の中郷と面会後、「警察で言ったことがうそだったかもしれない、もしうそを言ったのなら本当のことを言わないといけないから頭を整理したい」と供述調書を「保留」と言い出す。
  • 中郷は蒔子(万津幸矢の母親で、親から勘当された静がほっとけなくて面会などしている)にも会いに行く。

4カ月前

  • 静は「保留」を継続。

3カ月前

  • 蒔子が静と面会。静が「本当に感謝してる、巻き込んで申し訳なく思ってる」と言うと、蒔子は「幸矢のためでもある」と答える。
  • 静は「ネオ・ジパングで拳銃撃つ爽快感を知ってやみつきになってリアルで人を撃ちたくなって撃った、銃は自分で闇サイトで手配した、加西のせいにしたのは嫉妬、迷惑をかけて申し訳なかった」と供述を翻す。担当検事の田巻は供述変更を受け入れる。
  • 右京は「静は買収されたのだろうがどうやって金銭の受け渡しをしたのか」と疑問を口にする。
  • 冠城が田巻に「買収された可能性がある」と言ったが、その反応から検察も加西を追求する気はないと察知。
  • 内村(第10話 「超・新生」よりも後)は衣笠に「圧力に屈しての逮捕見送りは看過できない」と食いつく。

2カ月前

  • 右京と冠城は蒔子に「われわれは静が買収されて供述を変えたとにらんでいる、あなたが静の代わりに金銭を受け取ったのではないか」と指摘。蒔子は「侮辱」と反発するが、うそが苦手な蒔子の反応から図星と確信する。
  • 蒔子は中郷から「金を受け取ってそれを静に伝えて」と言われて静からの手紙を見せられたことや、静と面会した際のやりとり(蒔子「あなたの言う通りやってみる」、静「全部わかってくれた?」)を思い出す。

2021年3月

  • 蒔子は右京と冠城に「静の代わりに受け取った金を使い込んだ」と泣き付く。使ったのは加西殺害の依頼のためで、右京と冠城は殺し屋に狙われていることを加西に伝える。
  • 右京と冠城はたまたま鑓鞍に会い、右京が「衣笠は『おたくの若い衆』と言ったそうだがそのように言うのはあなただけでそれが移ったのであり、加西逮捕を止めさせたのはあなたではないか」と聞くと、「会って加西の話はしたが圧力なんて掛けちゃいない」と否定される。また、「内調からの情報で殺し屋が加西を狙っている」という話を聞く。
  • 柾に話を聞くと、「殺し屋が報酬を受け取る場面の写真を撮った後に尾行したが途中で見失った、情報を共有したい、不当に罪を逃れた加西に相応の罰を与えたい」と協力を求められる。

最終回スペシャル 第20話 「暗殺者への招待~宣戦布告」へ続く。

加西周明(石丸幹二)、万津蒔子(松永玲子)、朱音静(日南響子)は相棒19 第1話 「プレゼンス」第2話 「プレゼンス(後篇)」で登場。
鶴田翁助(相島一之)、柾庸子(遠山景織子)、栗橋東一郎(陰山泰)は相棒18 第20話 「ディープフェイク・エクスペリメント」で登場。
鑓鞍兵衛(柄本明)は相棒17 第1話 「ボディ」第2話 「ボディ~二重の罠」相棒18 第2話 「アレスの進撃~最終決戦」で登場。

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感想/気になる点など

  • 5カ月前、「しかるべき者がお迎えに上がる」というのがそもそも間違ってたんじゃない? いつもなら逮捕なりするところなのに。
  • 中園、「なんで生き返ったりなんかしたんだ」はいくらなんでもひどいね。
  • 静の書いた手紙(読めなかった部分は勝手に補正、書き損じは実際には×で表記)

    お母さんへ

    弁ご士の人から話はきいたと思う。
    とつぜんごめんなさい。
    もって言っておけばよかったんだけど面会室
    じゃ話せないこともあるから。
    だからお母さんが今会ってるその弁ご士さんにお
    ねがいしたの。
    あたしなんかをたすけてくれるお母さんには
    心から感しゃしてる。
    幸矢を思うとむねが苦しくなる。ときどき彼に会
    いたくて泣きたくなるような日もあるくらい。
    でもあたしたちのこれからを考えたらこれしかないと
    うから。きょう力してほしい。本当にごめんな
    さい。
    それに、あたしがたよれるのはお母さんだけだから。
    世の中まちがってると思う。あの男ときょう力するのは
    さいご。まちがったことはもうしたくない。
    あたし、あやまちの中にこそ真実があると思うの。
    お母さんありがとう。
    あたしの「想い」伝わったかしら。
    また会うのたのしみにしてるわ。

    静より。

    「あやまち」の部分(書き損じた箇所)をつなげると「ねっとでころしややとってほしい(ネットで殺し屋雇ってほしい)」となる。でも、これに中郷が気付かないわけないと思うわけで。静は本気で加西を殺してほしいと思ったのか? いずれにしても蒔子が不憫だけど、蒔子も「静から頼まれた」とは言ってないのでそれもどういうつもりなのか。「これ以上罪状を増やさないようにしたい」ということで自分が全てかぶるつもりなのか、それとも何か思惑があるのか。買収された事実を提示して加西の関与を立証するとか。

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キャスト

水谷豊:杉下右京
反町隆史:冠城亘
森口瑤子:小出茉梨(家庭料理こてまり 女将)
川原和久:伊丹憲一
山中崇史:芹沢慶二
山西惇:角田六郎
浅利陽介:青木年男
篠原ゆき子:出雲麗音(捜査一課)
片桐竜次:内村完爾
小野了:中園照生
石丸幹二:加西周明(IT長者)
遠山景織子:柾庸子(内閣情報調査室カウンターインテリジェンスセンター 職員)
松永玲子:万津蒔子
日南響子:朱音静
織田梨沙:中郷都々子(弁護士、エンパイヤ・ロー・ガーデン所属)
山田明郷:三門安吾(エンパイヤ・ロー・ガーデン ボス弁)
陰山泰:栗橋東一郎(内閣情報調査室 内閣情報官)
神農直隆:田巻善治(東京地検 検事)
剣持直明:七原徳治郎(東京地検)
櫻井圭佑:万津幸矢(回想)
有元啓太朗:Neo Zipanguを買った男?
深月ユリア
藤岡大樹:三門の部下
高山奈々:
山口ルツコ:東京拘置所 刑務官
松永夕:
相島一之:鶴田翁助(内閣官房長官)
柄本明:鑓鞍兵衛(政治家、国家公安委員長)
杉本哲太:衣笠藤治
石坂浩二:甲斐峯秋

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主な複数回出演者

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ロケ地

劇中の場所 撮影場所
右京と冠城が加西周明と会った店 Q.E.D.CLUB
警視庁 副総監室 川崎マリエン 第7会議室
警視庁 地下駐車場 さいたまスーパーアリーナ 地下関係者駐車場
警視庁 ロビー 川崎マリエン 業務棟 1階
上麹町グランドガーデンビル(エンパイヤ・ロー・ガーデンの入っているビル) ホテルカデンツァ光が丘 オフィス棟
右京と冠城が万津蒔子と話をした場所 国会前庭
警視庁 刑事部長室 川崎マリエン 第6会議室
警視庁 廊下 川崎マリエン
加西周明の部屋 ピースタジオ Hanazono Room
東京拘置所 通路 さいたまスーパーアリーナ 地下関係者通路
「殺し屋」が万津蒔子とやりとりする時に使っていた部屋 プラネアール 木更津駅前スタジオ
内調の建物 幕張国際研修センター

<撮影場所ごとのまとめ>
さいたまスーパーアリーナ[HP]:警視庁 地下駐車場、東京拘置所 通路
川崎マリエン[HP][当ブログの記事]:警視庁(副総監室、ロビー、刑事部長室、廊下)
ホテルカデンツァ光が丘[HP]:上麹町グランドガーデンビル(エンパイヤ・ロー・ガーデンの入っているビル)
幕張国際研修センター[HP]:内調の建物
衆議院憲政記念館(国会前庭)[当ブログの記事]:右京と冠城が万津蒔子と話をした場所
Q.E.D.CLUB[HP]:右京と冠城が加西周明と会った店
ピースタジオ Hanazono Room[HP]:加西周明の部屋
プラネアール 木更津駅前スタジオ[HP]:「殺し屋」が万津蒔子とやりとりする時に使っていた部屋

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黒幕を当てたら抽選で30人に番組特製QUOカードをプレゼント

https://twitter.com/tv_asahi_PR/status/1369636405174018048

「黒幕を当てたら抽選で30人に番組特製QUOカードをプレゼント」だそうなので、予想してみました。

やっぱり鶴田官房長官だと思うんですよね。
鶴田の意向を受けて動いているであろう柾の「不当に罪を逃れた加西に相応の罰を与えたい」という言葉を信じられるわけがありません。
次回のあらすじを見ると鑓鞍と加西の関係がどうたらとありますが、それは右京を信じさせるための撒き餌ではないかと。
「ねっとでころしややとってほしい」を静単独で考えたとしたら、中郷がそれを解読して加西に判断を仰ぎ、加西は(鑓鞍経由で)鶴田に相談し、鶴田は内調を動かして幸矢のパソコンをハッキングして偽の闇サイトにアクセスして内調が仕込んだ「殺し屋」に依頼するように仕向けたのかな、という気がします(静を買収したのは加西が関与していた証拠となりそうなのが難点ですが)。
「ねっとでころしややとってほしい」が中郷が書かせたのだとしたら、静は買収されていないととぼければいいし、そのために静の名前を出さないよう蒔子に頼んでいたとしたら蒔子が言わなかったのもうなずけます。でも、そうだとして目的はわかりませんが。

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