相棒15 第9話 「あとぴん~角田課長の告白」

放送日:2016年12月7日

第9話「あとぴん~角田課長の告白」2016年12月7日(水)|相棒season15
テレビ朝日「相棒15」番組サイト。第9話「あとぴん~角田課長の告白」2016年12月7日(水)よる9:00~9:54放送
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あらすじ

公式

組対五課長・角田の中学時代の同級生が殺害される事件が発生
34年前の写真が過去と現在の因縁をあぶり出す!

産廃場で光田(樋渡真司)という男性の撲殺死体が発見された。光田は組対五課長・角田(山西惇)の中学時代の同級生で、20年前に家族のもとから姿を消して以来、ずっと消息が分からなかったらしい。角田によると、光田の妻は当時の恩師・小林(柴田次郎)の娘で、病床に伏してこん睡状態の恩師のために、一刻も早く情報がほしいという。角田の思いを汲んで捜査に乗り出した右京(水谷豊)は、産廃場の近所の住民から、光田が現場監督の仁藤(相島一之)という男から暴力を受け、金をせびり取られていたという情報を得る。いっぽう、角田から除け者扱いされていた亘(反町隆史)は独自の調査で、光田と仁藤の繋がりを掴む。34年前、光田は近所の工場火災の写真で賞を取ったのだが、その火事は保険金目当ての自演放火で、仁藤は放火犯として逮捕された工場主の息子だという。結果として光田の写真が、仁藤の家族を破滅させるきっかけを作ったのだった。その後、角田が仁藤に、「あとぴん」というあだ名で呼ばれていた恩師の小林がこん睡状態にあると告げると、仁藤はあっさり光田殺しを自供する。しかし、右京は、真犯人は別にいると感じていた。

角田の同級生は、なぜ、誰に殺されたのか?
犯行を自供した男の真意とは…!?
角田を翻弄する時を超えた難解な事件に、特命係が立ち上がる!!

ゲスト:相島一之

ネタバレあり

  • 産廃場で光田(テンモン)という男性の撲殺死体が発見された。光田は角田の中学時代の同級生で、20年前に家族の元から姿を消して以来、ずっと消息が分からなかったらしい。角田によると、光田の妻は当時の恩師・小林(あとぴん)の娘で、病床に伏して昏睡状態の恩師のために、一刻も早く情報がほしいと言う。
  • 捜査に乗り出した右京は、産廃場の近所の住民から、光田が現場監督の仁藤という男から暴力を受け、金をせびり取られていたという情報を得る。
  • 冠城は独自に調査。34年前、光田は近所の工場火災の写真で賞を取ったのだが、その写真から捜査の手が入って火事は保険金目当ての放火と判明。仁藤は放火犯として逮捕された工場主の息子だという。その後、光田はカメラを持つのをやめたとのこと。
  • 仁藤の取り調べに角田が乱入。「独り言」として「あとぴんが昏睡状態」と告げると、仁藤は光田殺しを自供。
  • 右京は真犯人は他にいると考える。現場にあったフィルムの箱の一部にメモがあり、角田は光田の字と確信。右京はカメラやフィルム、機材など全て犯人に持ち去られたと推理。
  • 角田に当時の写真部のメンバーに集まってもらって話を聞くと、メンバーの1人の店に仁藤がカメラなどを買いに来たが、その時のメモを見ると光田の字と確認。
  • 右京は「光田は仁藤にカメラなどを買うよう頼んだ、仁藤に渡していた金はそのためのもの」と推理。また、現場にあったデジタルカメラは仁藤の愛人のもので、それを光田に貸していたものと判明。「2人は憎しみあってなどいなかった」という感触を得る。
  • 光田の娘に光田が失踪した当時のことを聞くと、光田は小林にナイフを向けており、声を掛けると光田が逃げたという。
  • 光田が最後にデジタルカメラで写真を撮った時刻がわかり、その時間には仁藤のアリバイが確認される。
  • 右京は「あとぴんとテンモンの全てを知る人物」と光田の妻に話を聞く(右京は「仁藤があとぴんが昏睡状態と聞いて自供したことからかばっているのは光田の妻(あとぴんの娘)」と推理)。仁藤から光田の話を聞き、事件の夜産廃場に行ったという。
  • 仁藤に「あなたがかばっているのは光田の妻」と話を向けると、仁藤は「パチンコ屋を出て産廃場に行く途中光田の妻が帰るのを見た、あとぴんには知られないようにしたかった」と供述。しかし、光田の妻は産廃場には行ったが光田が写真を撮る姿を見て「光田は遠からず自分から姿を見せてくれると思いその場を後にした」と言っていたことを告げ、「どうしてそこまでしたのか」と聞くと、仁藤は「放火は自分がやった、家族が生き残るにはあれしかなかった、親父は火を手にしたまま動けなかったから代わりに火をつけた、親父は俺をかばってくれた、親父を追い詰めたのもお袋を殺したのも俺で光田の写真のせいじゃない、光田はあの火事が原因でカメラもやめて賞も返したと聞いて」と理由を説明。さらに、「光田は自分が立ち直ったところを最後にあとぴんに見せてやりたいと言っていて守ってやりたいと思った」と言う。
  • 産廃場の近くの喫茶店の尾島に話を聞く。尾島は写真を撮っている光田について説明する時、ファインダーをのぞく仕草をしており、「光田が銀塩カメラを使っていたことをどうして知っていたのか」と聞くと、「光田がレトロなカメラを持っているのを見た」と説明。しかし、光田は事件の夜しか銀塩カメラを手にする機会はないと指摘。そこに伊丹が入ってきて、銀座の古物商でカメラと三脚が見つかり、三脚からは血液反応が確認されたと突き付ける。尾島は金に困っており、不法投棄に反対しているメンバーの個人情報を産廃業者に売り渡そうとしたがそれを光田に写真を撮られて(撮られたと思って)殺したと認める。
  • 光田が撮った写真を現像。角田はそれを手に走り、あとぴんに見せようとするがあとぴんは亡くなる。その写真は冬の夜空の写真で、光田が好きだったという。
  • 右京は光田の火事の写真のフィルムを見て、「コマとコマの間が他のコマより狭くなっている、次のコマへとフィルムを送らずに撮るとこうなる、つまり賞を取った写真は不正によるもの、あとぴんもそれに気付いて賞を返上させた、光田のやましさはあとぴんの娘と結婚することで苦悩は深まった、写真部の同窓会でフィルムを借りて角田らも不正に気付き光田が逃げた理由も知ったがそれを光田の妻らには一生伏せるべきと思いひそかに光田を探し出し心の重荷を解く一方で光田が自ら家族に会いたいと言い出すまで家族には光田と連絡を取っていることを黙っておくことにした」と角田に聞くと、角田は「買いかぶりすぎ」と否定。
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感想/気になる点など

  • 20年前の家出の資料で、平成8年(1996年)11月付けなのに1967年12月生まれのテンモンの年齢が29歳。
  • 佐々木(近所の住民)もコンデジではないと思しき「写真の撮り方」を演じてたけど、それは無視?
  • 「光田があのカメラを手にできたのは事件のあった夜だけ」って言ってるけど、仁藤の回想シーンではまだ明るい時間にカメラを手にして試し撮りしている。しかし、事件当日はずっと雨だったはず。
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キャスト

水谷豊:杉下右京
反町隆史:冠城亘
鈴木杏樹:月本幸子
川原和久:伊丹憲一
山中崇史(山中たかシ):芹沢慶二
山西惇:角田六郎
浅利陽介:青木年男
田中隆三:益子桑栄
志水正義:大木長十郎
久保田龍吉:小松真琴
片桐竜次:内村完爾
小野了:中園照生
相島一之:仁藤景雄(産廃処理場の監督、あとぴんの教え子)
樋渡真司:光田廣(産廃処理場の処理作業員、天文写真を撮るのが好きであだ名はテンモン)
松永玲子:光田窓夏(あとぴんの娘、テンモンの妻)
桐生コウジ:尾島司(喫茶店マスター、光田を殺害)
中村有沙:光田天子(テンモンの娘)
柴田次郎:小林晴彦(顧問の先生、ピントがいつも後ろにずれているためあだ名はあとぴん)
松本健司:富永(鉄道の流し撮り専門)
ふるごおり雅浩:橘(カメラ屋)
海宝弘之:キシン(輝心写真館)
八代みなせ:仁藤の愛人
田尾きよみ:鈴木(産廃場の近所の住民)
舟久保信之:佐々木(産廃場の近所の住民)
吉田晴登:角田六郎(少年期)
山下真人:富永(少年期)
今井稜久:テンモン(少年期)
佐藤元大:橘(少年期)
金井勝実:仁藤景雄(少年期)
藤代隼人:キシン(少年期)
石井心咲:光田天子(幼少期)
赤月紗英:窓夏(少女期)

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主な複数回出演者

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ロケ地

劇中の場所 撮影場所
あとぴんが入っていた施設 ツクイ・サンシャイン町田東館
産廃場近くの喫茶店 珈琲亭ルアン
所轄(取調室へ行く廊下) 東映東京撮影所 本館 廊下
警視庁 廊下 川崎マリエン
警視庁 刑事部長室 川崎マリエン 第6会議室
橘のカメラ屋 株式会社 ミヤマ商會
輝心写真館 浦和 鈴木写真館
角田が走った場所 多摩川 土手

<撮影場所ごとのまとめ>
株式会社 ミヤマ商會:橘のカメラ屋
珈琲亭ルアン:産廃場近くの喫茶店
浦和 鈴木写真館:輝心写真館
ツクイ・サンシャイン町田東館[HP]:あとぴんが入っていた施設
川崎マリエン[HP][当ブログの記事]:警視庁(廊下、刑事部長室)
多摩川 土手[当ブログの記事]:角田が走った場所
東映東京撮影所[当ブログの記事]:所轄(取調室へ行く廊下)

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