相棒12 第15話 「見知らぬ共犯者」

放送日:2014年2月12日

相棒 season12
テレビ朝日「相棒 season12」番組サイト
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あらすじ

公式

 辛口で知られる評論家の山路(小林尚臣)が何者かに殺害された。山路は様々な分野で持論を展開、雑誌界のご意見番とも呼ばれていた。かつては人気俳優の有村(天野浩成)を「実力ゼロ」とこき下ろし、人気が低迷した有村は逃げるように日本を離れた。その有村が数年ぶりに帰国し、舞台の凱旋公演を行うという。
 過激な発言を繰り返す山路なら敵も多いはず、と興味を抱いた右京(水谷豊)は、享(成宮寛貴)と山路の部屋を調べるが、キレイに片づいている室内に違和感を覚える。評論家なら資料などが散らばり、録画機材などもたくさんあり、雑然としているはずだが…。
 改めて山路の記事を読んだ右京らは、山路の発言をきっかけに他の雑誌なども迎合、一気に世間全体が批判的になっていくという流れがあったことに気付く。そのうちの一人、女優の大倉奈津(中山絵梨奈)も山路の批判記事をきっかけにバッシングに遭っていたことが判明。
 そんな折り、伊丹(川原和久)ら捜査一課は容疑者として奈津の父親・大倉(中山仁)を事情をきくことに。大倉は犯行を自供するのだが…。しかし、右京は証言に疑問を抱く。本当に大倉は山路を殴り殺したのか。右京の中に芽生えたささやかな疑問とは?

ゲスト:中山仁、天野浩成、中山絵梨奈

ネタバレあり

  • 辛口で知られる評論家の山路が何者かに殺害された。山路はさまざまな分野で持論を展開、雑誌界のご意見番とも呼ばれていた。かつては人気俳優の有村を「実力ゼロ」とこき下ろし、人気が低迷した有村は逃げるように日本を離れた。その有村が数年ぶりに帰国し、舞台の凱旋公演を行うという。
  • 怨恨の線が疑われ、過激な発言を繰り返す山路なら敵も多いはず、と興味を抱いた右京はカイトと山路の部屋を調べるが、「評論家なら資料などが散らばり、録画機材などもたくさんあり、雑然としている」という印象があり、きれいに片づいている室内に違和感を覚える。
  • 改めて山路の記事を読んでいると、角田が女優の大倉奈津が転落死した記事を発見。大倉奈津も山路の批判記事をきっかけにバッシングに遭っていた。また、雑誌の編集部に行った際に記者が「名前を出してもらうはずだったコメント」と言っていたことから、右京は「全部山路の意見なのか」と疑問に思い、記者に揺さぶりを掛けると「先生に原稿を見せて了解を取っていた」と口を滑らせる。
  • 伊丹ら捜査一課は「事件当夜、山路の家から出てくるのを見た人がいる」という目撃情報から容疑者として奈津の父親・大倉に話を聞くと、大倉は犯行を認める。「魚の形の、イトウのトロフィーで殴り殺した」と語り、トロフィーなどからも大倉の指紋が検出される。
  • 右京は「カッとなって手近にあったトロフィーをつかんだ」という供述が気になり、山路の家へ。しかし、トロフィーが置いてあった場所はとっさには取りにくいと確認。
  • 大倉の部屋を調べ、奈津が有村の恋人役のオーディションに応募したと思われるメモが。そこで有村に話を聞くために舞台の会場に行き、けいこを見ていると、右京はティーカップが劇中の時代には存在しないと気付く。それに対し演出家は「急なプラン変更があったからで今物色中、もともとは殴り殺すのだが有村の要望で変更になった」とこぼす。
  • 有村に話を聞くと、「奈津とは面識はない、演出を変更したのは毒に苦しむ姿をじっと見ている方が憎しみをより表現できるから」と答える。
  • 米沢に調べてもらい、山路の家に蓄光テープ(蛍光テープ、役者の位置や道具の位置を決めるために舞台で使うもの)を発見。山路の家では使われておらず、有村の服か何かに付いたものが山路の家で落ちた可能性があると指摘。また、トロフィーを見て右京は何か気付く。山路の家に行き、鏡越しにカイトの姿を見て「あの夜、2人がどこでどうしていたのかわかった」。
  • 右京は大倉の取り調べに乱入し、「あなたは殺していない、山路が殺されるのを見ていただけ」と指摘。大倉は「自分がやった」と反論するが、右京は魚の写真を用意して「イトウのトロフィーで殴ったと言ったがどれかわかるか」と質問。大倉は1枚選ぶがそれはイトウではなく、右京は「釣りが趣味でもないあなたがイトウを判別できるとは思えない、あなたは魚の種類を言ったのではなく台座の文字を読んだ」と説明。台座には「HOT1」(ホットワン、山路が所属していた釣り愛好家のグループ名)とあるが、それが鏡に映って「ITOH」(イトウ)と読んだのだった。そのことから、右京は「あなたは書斎から鏡の中の殺人を目撃した」と指摘。そこに米沢が入ってきて、山路の家から見つかった蓄光テープと有村の舞台で使われている蓄光テープが同一のものとわかったと報告。それでも大倉は「自分がやった」と繰り返す。
  • 有村に会い、右京は「演出を変えたのは現実で人を殴り殺したからではないか」と聞くが有村は否定し「犯人が捕まって自供したならもういいだろう」と続ける。すると右京は「何がもういいのか、あなたの代わりに罪を着る人がいる、無責任なバッシングにさらされて娘の命を奪われた人にさらに重い荷を背負わせるのか、心ない風聞に責められる苦しさを誰よりわかっているだろう」と迫る。それでも有村は舞台に出ようとするが、右京は「本当にこれでいいと思っているのか」と続ける。有村が「必死で努力してきた、ロンドンで認められてようやく日本に戻ってこられた、あんなやつが死んだくらいで邪魔されたくない、舞台に立ちたい、反論したってますますたたかれるだけ、見返すには成功した姿を見せるしかない、この舞台は芝居の神様が僕にくれたチャンス」と舞台に向かおうとすると、右京は「芝居の神様があなたに力を貸すだろうか、罪を隠して舞台に立つあなたを神様は許すだろうか、あなたはその足で歩けるのか、神様が背中を押してくれるか、歩けるものならその足で舞台まで歩いてみろ」と問い掛ける。すると有村は歩けなくなり、「僕にはなぜあの人が自供したのかわからない。(山路を)殺すつもりはなかった、芝居を見に来てくれと言いに行った、今度はまともな劇評を書かせたくて、だけど山路は自分のことを覚えておらず『逆恨みもいいとこ、大した役者がないくせに』と言われて逆上して気付いたら殴っていた、それ以来けいこでも殴れなくなった」と認める。
  • 大倉に改めて話を聞くと、「娘への謝罪記事を書けと要求して口論になった、そこに有村が来て隣の書斎で待つことになって有村が殺すのを目撃した」と説明。右京が「有村が触れた部分の指紋は消して自分の指紋は残した、なぜ知り合いでもない有村を助けようとしたのか」と聞くと「有村が来なければ自分が殺していた、あれが自分の中での真実、あの夜見たのは鏡の中で山路に殴りかかる自分の姿、この手で山路を殺したかった、自分が山路を殺した犯人として捕まれば娘が命を落とした事情を世の中に訴えることができる、あの男を糾弾するチャンスがいくらでもある、今度はこっちがマスコミを利用する番」と説明。右京が最後に「本当に娘と有村は何のつながりもなかったのか」と聞くと大倉はなかったと否定。
  • 大倉は奈津が有村のファンで、有村の恋人役のオーディションに応募したいと言ってきたことなどを思い出し、「あの人だけでも何とか助けたかったのに。父さん、うまくやれなかったよ。ごめんな、奈津。」とつぶやく。
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感想/気になる点など

  • 相棒的には、「アップロードの許可を取っていないと思われる動画を閲覧すること」は問題ないの?
  • 角田によると、大倉奈津は「2年前くらい」に自殺したはずなのに、「友達にしたくない女グランプリ2013」で1位になっている。
  • 「相棒らしい救いのなさ」とでも言おうか……良くも悪くも相棒らしいね。でも、右京の言葉で足が動かなくなるのは……一種の暗示のようなもの?
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キャスト

水谷豊:杉下右京
成宮寛貴:甲斐享
鈴木杏樹:月本幸子
真飛聖:笛吹悦子
川原和久:伊丹憲一
山中崇史(山中たかシ):芹沢慶二
山西惇:角田六郎
六角精児:米沢守
中山仁:大倉修司(奈津の父)
天野浩成:有村亮(俳優)
中山絵梨奈:大倉奈津(女優、誹謗中傷を苦に自殺)
小林尚臣:山路康介(評論家)
石原善暢:山路が連載をしていた週刊誌の記者
平川和宏:山路が連載をしていた週刊誌のデスク
大槻修治:「殺しのデッサン」日本公演でのビクター役
外山誠二:「殺しのデッサン」日本公演の演出家
浅木信幸:大倉のマンションの大家?
志水正義:大木長十郎
久保田龍吉:小松真琴
川崎真実:大倉奈津が出演したドラマの共演者
坪内悟:「殺しのデッサン」日本公演の演出助手
多田安希:有村の昔のドラマの共演者?
ジェフ・デービス:「殺しのデッサン」ロンドン公演でのビクター役の俳優?
山中修平:大倉奈津が出演したドラマの共演者

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主な複数回出演者

相棒 複数の役で出演した人(シーズン12)
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