中日ーヤクルト戦で「珍併殺」

昨日の中日ーヤクルト戦で不可解な判定が。

「あれはいかんね」ヤクルト猛抗議実らず3位転落“珍併殺”に高津監督憤り - プロ野球 : 日刊スポーツ
猛抗議15分間も…。ヤクルトが後味の悪い敗戦で3位に転落した。1点を追う9回1死一、二塁で代打川端は二塁へのゴロ。二塁堂上が一走西浦をタッチにいくがタッチでき…-日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

1点を追う9回1死一、二塁で代打川端は二塁へのゴロ。二塁堂上が一走西浦をタッチにいくがタッチできず、一塁送球したが川端はセーフ。ここで西浦が一、二塁間で挟まれたが、中日側は二塁に送球して遊撃京田がベースを踏んだ。本来はここでフォースアウト成立となるが塁審のジャッジはなく、この間に三塁まで進んでいた二走古賀が、本塁を狙って突っ込みアウトになった。その後、中日側のリクエストで二塁フォースアウトが認められゲームセット。

ヤクルト側からすれば最初の二塁フォースアウト時に、審判から明確なアウトのジャッジがあれば、古賀が危険を冒して本塁に突っ込む必要はなかったという主張だ。2死一、三塁で試合が継続していれば、結果は違った可能性がある。

文字だけで状況を理解するのは難しいかもしれませんが……。
まあ、審判だって人間。間違いはあります。それがリクエストでひっくり返るのはいいことです。ですが、その間違った判定のせいでその後のプレーが変わることもあるわけで、その場合は判定の時点に戻って合理的な状態で再開させるべきではないかと思うのです。

一連の判定について審判団が取材に応じた。二塁フォースアウトのジャッジをしなかった嶋田審判は「二塁塁審としては(二塁)ベースを踏んだことは確認していない。だから、一塁走者はそのまま生きていてセーフとして。ジャッジしていないのでアウトもコールしていない」と説明。責任審判の丹波球審は「高津監督の言い分はセカンドがアウトなりセーフなり言っていたら、三塁走者はプレーを続けてなかったから、という言い分ですけど、ジャッジしていなかったらプレーが動くのは絶対なので」と話した。

責任審判の丹波球審によると「ジャッジしていなかったらプレーが動くのは絶対」というのは、「(誤)判定をしたせいでその後の結果が変わったと考えられる場合にはその時点に戻すけど、今回はそもそも判定していないから」ということなのでしょうか? 意味がよくわかりません。
また、嶋田審判は「二塁塁審としては(二塁)ベースを踏んだことは確認していない」と言ったようですが、打者走者が一塁セーフで一塁走者は二塁フォースプレーと認識しているのに、遊撃手がボールを持った状態で二塁ベースを踏んだことを確認していないって、あなたは何のためにそこにいるのですか?と問わざるを得ません。クロスプレーの際に野手の陰になってタッチする瞬間が見えなかったとか際どいタイミングだったとかでもなく、遊撃手は単独でベースを踏んでアピールしていたのにそれを確認していなかっただなんて。これは普通に考えたらうそをついていると考えるしかありませんが、本当に確認していなかったのなら審判として必要な能力がないと言わざるを得ません。
まあ、以前から「誤審」があっても、うその釈明をしますよね、審判は。録画した映像を見れば「絶対そんな認識じゃなかっただろ」というのは明らかなのにうそをつく。

インフィールドフライでサヨナラ
昨日、高校野球で「インフィールドフライを落球し3塁ランナーが生還してサヨナラ」というのがあったようで。それで思い出したのが2015年の試合。カープ対ジャイアンツ、同点の9回裏、1死満塁で代打小窪という場面。 同点の9回、1死満塁と攻めた。代...

本当に、審判員は威厳とか何とか言うけど、ミスを認めるところから始めるべき、という思いを強くした出来事です。

以前の「サヨナラインフィールドフライ」で書いた記事ですが、当時の気持ちを思い出しました。
今回はミスを「隠蔽」するために「ベースを踏んだのを確認していなかった」という別のミスを持ち出しましたが。

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