相棒7 第16話 「髪を切られた女」

放送日:2009年2月25日

https://www.tv-asahi.co.jp/aibou_07/contents/story/0016/index.html
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あらすじ

公式

捜査一課の芹沢(山中崇史)がコソコソと特命係にやってきた。級友の同僚・奈津子が風呂で溺死したが連続髪切り殺人事件の犯人に殺害されたのではないかという。髪切り殺人犯は自殺したはずだが真犯人が別にいるという噂も騒がれていた。右京(水谷豊)は奈津子の死を芹沢と調べ直すことに。すると奈津子は事件当日、ベテラン映画監督の川島(秋野太作)と接触していたことがわかる。川島が髪切り殺人の真犯人なのか…。右京が“相棒”芹沢と奇妙な事件の真相に迫る!

ゲスト:秋野太作

ネタバレあり

  • 芹沢の友人・秋山の彼女・三村奈津子が亡くなり、芹沢も葬儀に参列。遺体を見ると髪の毛が切られており、芹沢は連続髪切り殺人事件の犯人に殺害されたのではないかと特命係に来て右京に相談。犯人と目された男の自殺で幕が下ろされたが、真犯人は別にいるといううわさもあり、右京と芹沢は調べ直すことに。
  • 右京と芹沢が奈津子の部屋を調べると、最近雨は降っていないのに靴は濡れた痕跡あり。また、事件当日、マンションの防犯カメラにはバイクか何かのライトが当たり人の出入りが確認できないことが2回あり、奈津子がマンションに戻ってくる姿は映っていなかった。
  • 奈津子は事件当日、撮影所に行っていたことがわかり話を聞くと、映画監督の川島とよく話していたという。
  • 角田によると「川島は以前撮影中にエキストラが亡くなる事故を起こして『微睡』という映画が中止になって足を洗った」という(現在『微睡』を再度撮影中)。
  • 芹沢は「川島の出身地は埼玉で髪切り殺人と関係あるかも」と言うが、右京は「過去3件ではナイフで切られていたが今回はハサミで切られており別人だろう」と言う。また、川島の脚本の書き方と新作『微睡』の脚本の書き方に違いがあるが、新作『微睡』の書き方と奈津子の脚本の書き方が似ており奈津子は『微睡』の脚本を書いていたのではないかと推理。
  • 右京と芹沢が川島に話を聞くと、事件当日はバーに行っていたと言うが、バーにあったボトルの日付からうそと見抜く。改めて川島に話を聞くと「自分の案を元に奈津子が書くようになった、脚本として彼女の名前も載せようとしたが彼女自身が勝手に変えた、事件当日には彼女と会っていない」という。
  • 撮影所で事件当日に水を使っていたか確認すると、川島が使っているスタジオで水を使っており、さらに停電もあったことを確認。そのスタジオへ行き、右京は水の中に何かを発見。
  • 右京と芹沢は撮影関係者をスタジオに集める。セットの水を排水し、水の底の靴跡と奈津子の靴が一致していると見せる。水は何センチも入っていなかったが争った痕跡もないことから、右京は「奈津子はケーブルに足を引っ掛けて水の中に足を着いたがそこに点灯中のライトが倒れて感電、気を失いうつぶせで倒れてしまい溺死した事故だったのではないか、問題はその後なぜ自宅の浴室で発見されたのか、この作品は6年前に事故で中止の憂き目を見ているためスタッフの誰かが奈津子の遺体を自宅まで運んだ、遺体を運ぶ際監視カメラにライトを当てるというトリックを使いヨゴシ(コーヒーなどで汚して生活感を出す)という技術が奈津子の部屋でも使われていた(川島の代表作のポスターがなかったがポスターをもう1枚貼れそうなスペースを調べたらしょうゆが検出された、何らかの理由があってポスターを外さなければならなくなりヨゴシをした)、犯人はヨゴシの技術を持ちカメラの知識に詳しい者」と指摘。「その両方ができるのは私しかいない、また事故で邪魔されたくなかった、私の人生には映画しかなかったからこそこの作品を完成させたかった」と川島が罪を認めるが、中川(助監督)、浅井(美術)、長澤(撮影)が「死体を見つけてセットの冷蔵庫に隠した、撮影後に死体を運んで風呂での事故死に見せ掛けようとしたが指に凍傷があるのは不自然と思い警察が凍傷を不自然と思えば髪切り事件の真犯人による犯行と見えるように髪を切った、浅井が壁に手をついた時にポスターを止めていた画びょうで指をけがしてポスターに血が付いておりポスターをはがして壁にしょうゆを塗った」と認める。右京は「殺人ではないとはいえ死者を冒涜するもの」と叱責。芹沢は「ただ死んだ場所を変えただけ? あんたたちにとってはそうかもしれないけど身近な人間を失った人の気持ちを考えたことがあるのか」と声を荒らげる。また、中川が「6年前波が強くて危険だと言われたが無理に頼んで海に入ってもらって事故が起きた、この作品だけはどうしても完成させたかった」と言うと、川島は「今回は完全に不慮の事故、撮影をやり直せばよかったと君ならわかっただろう、なのにどうしてこんな下手なうそを」と言うが、中川は「それでは監督が間に合わなくなると思った」と答える。右京は「川島が飲んでいた薬は抗がん剤、撮影中に抜け出すのは病院に行くためで戻ってきたら酩酊状態だったのは痛み止めのモルヒネを打っていたと考えれば納得できる」と指摘。中川は「モルヒネを二日酔いだなんて監督こそうそが下手」と涙を見せる。
  • 芹沢は「特命係を頼るとはなんたる心構え」と内村から怒鳴られ、伊丹と三浦は「これはお前たちの管理責任でもある」と中園から怒られる。
  • 右京は完成した映画を見せてもらう。ラストシーンの撮影は前日まで雨だったのに当日は晴れ、川島は「映画の神様が味方してくれた」と言っていたという(川島は完成の翌日に死亡)。助監督に中川、撮影に長澤、美術に浅井の名前があり、脚本には奈津子の名前が。
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キャスト

水谷豊:杉下右京
益戸育江(高樹沙耶):宮部たまき
川原和久:伊丹憲一
大谷亮介:三浦信輔
山中崇史(山中たかシ):芹沢慶二
山西惇:角田六郎
六角精児:米沢守
片桐竜次:内村完爾
小野了:中園照生
秋野太作:川島敏夫(映画監督)
渡辺真起子:中川香織(助監督)
諏訪太朗:浅井至(美術担当)
有福正志:長澤浩一(撮影)
米山善吉:多田信也(プロデューサー)
岡野真那美:三村奈津子(文光印刷社員)
石母田史朗:秋山孝之(文光印刷社員、三村奈津子の恋人)
大槻修治:バー「飛翔」マスター
志水正義:大木長十郎
久保田龍吉:小松真琴
犬飼若博:
松田章:三村奈津子が住んでいたマンションの管理人
芝崎昇
松井宗但
八巻博史
松本朋子

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主な複数回出演者

相棒 複数の役で出演した人(シーズン7)
「相棒に複数の役で出たことのある人」、シーズン7出演分です。第1話、第2話「還流」西ノ園達大・所轄の刑事(相棒1第5話)・三原健夫(沢村映子の夫)(相棒3第10話)・神埼(ディレクター)(相棒4第10話)・山口(NGOスタッフ)(相棒7第1...
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ロケ地

劇中の場所 撮影場所
共映東京撮影所 門 東映東京撮影所 西門
共映東京撮影所 「微睡」を撮影しているスタジオ 東映東京撮影所 V1ステージ
共映東京撮影所 「微睡」のスタッフルーム 東映東京撮影所 プロダクションルームC棟114
共映東京撮影所 歩きながら多田信也に話を聞いた場所 東映東京撮影所 プロダクションルームC棟裏
共映東京撮影所 右京と芹沢が歩いた場所 東映東京撮影所 V1ステージ前
文化庁の部屋 クロスウェーブ府中
三村奈津子と川島敏夫が打ち合わせをした店 喫茶店バンフ
共映東京撮影所 「水を使ったスタジオ」を確認した部屋 東映東京撮影所 本館のどこか?
共映東京撮影所 三村奈津子が死んだスタジオ 東映東京撮影所 No.11ステージ?
警視庁 刑事部長室 川崎マリエン 第6会議室
共映東京撮影所 右京が「微睡」を見た場所 東映東京撮影所(と思われる)

<撮影場所ごとのまとめ>
クロスウェーブ府中[HP]:文化庁の部屋
川崎マリエン[HP][当ブログの記事]:警視庁(刑事部長室)
東映東京撮影所[当ブログの記事]:共映東京撮影所 門、「微睡」を撮影しているスタジオ、「微睡」のスタッフルーム、歩きながら多田信也に話を聞いた場所、右京と芹沢が歩いた場所、「水を使ったスタジオ」を確認した部屋、三村奈津子が死んだスタジオ
喫茶店バンフ:三村奈津子と川島敏夫が打ち合わせをした店

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