相棒20 第14話 「ディアボロス」

放送日:2022年2月2日

第14話「ディアボロス」2022年2月2日(水)|ストーリー|相棒 season20|テレビ朝日
『相棒 season20』ストーリー。2022年2月2日(水) よる9:00~9:54放送、第14話「ディアボロス」
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あらすじ

公式

人気芸術家の婚約者に必ず訪れる不幸
事件の背後でうごめく悪魔の正体とは!?

右京(水谷豊)は、小手鞠(森口瑤子)の誘いで、氷室聖矢(渡部豪太)というフラワーアーティストの展覧会を見学する。氷室は、婚約者の女性と仲睦まじい姿を見せていたが、その後、女性が氷室のオフィスで殺されているのが発見される。捜査一課が氷室を疑ういっぽう、右京と亘(反町隆史)は、氷室と十年来の仕事仲間だという生花の卸売業者・一之瀬(冨田佳輔)から話を聞く。ところが、取り憑かれたように仕事をする氷室に、聴取を遮られてしまう。小手鞠によると、氷室の前のパートナーは3年前に謎の失踪を遂げていて、氷室が婚約者を失うのは、これで二度目だという。そんな中、氷室が高名な美術評論家の家に押し入る事件を起こす。評論家には、かつて氷室の個展を酷評し、活動に水を差した因縁があったが、「恨まれる筋合いはない」と憤っていた。その頃、逮捕された氷室は、取り乱した様子で、婚約者の失踪と殺害は、「悪魔の仕業だ」とつぶやいていた。

天才アーティストに掛かる連続殺人の疑惑
フィアンセ失踪と殺害は悪魔の仕業!?
美しい花々と過去の事件が特命係を惑わせる!

ゲスト:渡部豪太

ネタバレあり

  • 右京は小手鞠の誘いで氷室聖矢というフラワーアーティストの個展に行き、氷室の婚約者・絵里奈ともあいさつをする。
  • 氷室のアトリエで絵里奈の遺体が発見される。実は氷室は3年前に婚約者が失踪しており、「婚約者を失う」のは二度目。そのことを含めて氷室と一緒に働く一之瀬に話を聞こうとするが、一之瀬が氷室に呼ばれたため聞けず。
  • 小手鞠によると、3年前に当時の婚約者栗原玲子が婚約直後に失踪し、愛する人を失った氷室はその精神的苦痛を創作にぶつけてその作品は数々の芸術賞も受賞したという。
  • 氷室が尾崎(いけばな有明流の家元で評論家)の家に押し入り逮捕され、取り調べで「悪魔の仕業、やつはいつも俺から大切なものを奪っていく」と供述。
  • 尾崎は6年前に氷室を酷評して氷室の活躍の場が狭くなるという因縁があるが、右京は「氷室の個展への批評は論理的考察を旨とするあなたらしくないもので氷室を貶めることを目的にしているという印象を受けた」と尾崎に直言。尾崎は怒る。
  • むつみ(氷室のアシスタント)から玲子の写真(玲子は写真を嫌がったが氷室からの依頼で隠し撮りしたもの)を入手。拡大した写真を見ると玲子は「フィンガーズクロス」(欧米でよく使われるジェスチャーで基本的に幸運を祈る意味を持つが心にもない言葉を口にする時に罰が当たらないためのおまじないとして背中で作ったりもする)を作っていたと確認。また、絵里奈の口座に前年12月(絵里奈が氷室のオフィスに契約社員として入った頃)と8月(婚約した時期)にそれぞれ300万円入金されていたことが判明。玲子も絵里奈も「氷室に近づいて恋愛関係になり結婚の約束をしたところで裏切れ」というような依頼を受けたのだろうと推理。
  • 小手鞠から「氷室は赤坂の花屋で働いていて最初は配達で出入りしていたが一度料亭のご主人が床の間を任せたら好評で他の店でも氷室に飾り花を任せるようになった」という話を聞く。
  • 料亭の店主に会い、氷室に頼む前は有明流の人が担当していたことと、「尾崎には若さの秘密があるとか」という話を聞く。
  • 尾崎に「みずみずしい感性を保つために少年少女を利用している、弟子の間では有名な話であなたのインスピレーションの源はヌードモデル」と指摘すると「6年前脅されて氷室の個展を酷評して業界に働き掛けて彼から活躍の場を奪ってほしいと頼まれた」と認める。
  • 青木が玲子の居場所を見つけ出し、伊丹らが連行。「氷室に近づいて結婚の約束をした後彼の前から姿を消せ」と頼まれたことを認める。また、有明流の会員名簿(10年前のもの)を見せて「この人?」と聞くと「氷室がつぶれる姿を見たい、精神的ダメージを与えて創作活動なんか手につかなくなるようにしてやりたいと言っていた」と供述。
  • 右京と冠城は一之瀬に会い、一之瀬が有明流の若手ホープで飾り花を任されていたが氷室が現れたことによって奪われたことや玲子(本名深川日菜子)が全部話したと指摘すると、尾崎孝月、深川日菜子、内田絵里奈を使って氷室をつぶそうとしたこと、絵里奈は本気で氷室のことが好きになったのでこのまま結婚した(計画からは降りたい)と言い出したので殺したことを認めたため伊丹らが連行。
  • 右京が「氷室の才能をつぶそうと手を回しながら一方で速やかに創作活動に入れるよう花を手配していたのは矛盾している」と感じていたところに伊丹から「一之瀬が急に苦しみ始めて近くの病院に担ぎ込んだが間に合わなかった」と電話が入る(右京らが行く前にすでに毒を飲んでいた模様)。
  • 一之瀬から氷室宛てに手紙が残されており、そこには「別れ話がもつれて絵里奈を殺した、死んで詫びる」とあった。それを信じた氷室は次回の個展は「DIABOLOS」(ギリシャ語で悪魔という意味)というタイトルで、「悪魔と刺し違えるような作品を作ってやる」と語る。
  • 右京は「氷室の苦しみをより深めるためにうその手紙を書いたのだろう、われわれも作り話を聞かされたのかもしれない、一之瀬は最後まで本当の動機を隠していたのではないか、一之瀬がもたらした苦しみは結果的に全て氷室の才能を刺激し昇華させた、彼は生涯かけて氷室聖矢という一輪の花を咲かせようとしていたのではないか」と推察。
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感想/気になる点など

  • 「一之瀬は生涯かけて氷室聖矢という一輪の花を咲かせようとしていたのではないか」で合ってたとして。死んじゃったら見届けられないのにそれでいいの?としか思えない。「成長させるために試練を与える」というのは理解できる(与えた試練の内容については理解できないけど)。でも、それを自分の目で見なくていいの? まあ、犯罪者の心理なんか理解できなくてもしょうがないと思うけど。
  • 青木は伊丹らに「(栗原玲子と内田絵里奈)どちらも同じ人物に金で動かされていた」と説明してるけど、「同じ人物」と断言する根拠は? 栗原玲子は偽名だったわけで、金の授受があったかどうかすらこの段階ではわからないはずでしょ? それとも栗原玲子の本名もすでに特定していて、本名での口座への入金も判明していたということ? そこまでわかったとして、「どちらも同じ人物に金で動かされていた」とどうやって証明できるの? 金を振り込んだ口座が同じだったとか? だったらこの時点で犯人が誰かわかるんじゃないの? それは偽名でわからないの?
  • 3年前の栗原玲子は偽名で、今回の内田絵里奈は本名だったの?
  • 伊丹らは栗原玲子をどういう理由で連行したの? もちろん任意だろうけど、なぜ取調室?
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キャスト

水谷豊:杉下右京
反町隆史:冠城亘
森口瑤子:小出茉梨
川原和久:伊丹憲一
山中崇史:芹沢慶二
山西惇:角田六郎
浅利陽介:青木年男
篠原ゆき子:出雲麗音
渡部豪太:氷室聖矢(Florist Atelier 氷室、フラワーアーティスト)
冨田佳輔:一之瀬春臣(白金フラワー、花の仲卸)
栗田芳宏:尾崎孝月(いけばな有明流 家元)
小池唯:内田絵里奈(Florist Atelier 氷室 契約社員、氷室の婚約者)
新実芹菜:深川日菜子(氷室の3年前の婚約者、当時は栗原玲子という名前で接触)
小宮久美子:尾崎敏子(孝月の妻)
高橋光宏:氷室に飾り花を頼むようにした店主
松宮なつ:竹内むつみ(Florist Atelier 氷室、氷室のアシスタント)
加門良:美術協会理事、いけばな有明流 会員
河野紗千:氷室の取材をした記者

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主な複数回出演者

相棒 複数の役で出演した人(シーズン20)
「相棒に複数の役で出たことのある人」、シーズン20出演分です。 第1話、第2話、第3話 「復活」 陰山泰・木佐貫功(警察庁主席監察官)(相棒3 第4話、第5話)・布川(東京アカデミー音楽学院理事長)(相棒...
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ロケ地

ルーデンス立川ウエディングガーデン:渋谷センターギャラリー(氷室の個展が開かれた場所)
レストラン フットレスト:一之瀬が深川日菜子と話をした店
大澤洋蘭園~ふじみ野ラン園~:一之瀬に罪を認めさせた場所
大森武蔵野苑:尾崎孝月の家
川崎マリエン(研修室):警視庁
新宿2丁目の路上(第二天香ビルの前):CLUB バイリンGAL前の道
国会前の道:最後に右京と冠城が歩いた場所

コメント

  1. 朝吉 より:

    (気になる点・その1)
    内田絵里奈を殺害して計画が破綻した上、状況からして植物に詳しい関係者が怪しい事は明白であり、逮捕も時間の問題と感じたため、氷室の傍にいられなくなるくらいなら、いっそ己の命と引き換えに彼の成長の糧になろうとしたのではないかと考えます。
    右京に生け花の残酷さを語るシーンの冒頭で何やら書き物をしていますが、これはラストで氷室に残した遺書ではないでしょうか?この時、既に死を決意していたのでしょう。
    これはかなり穿った見方かもしれませんけど、憎しみからいつしか崇拝に転じた氷室への狂信的な思いは、もはや愛に変わっていたような気がしてなりません。

    (気になる点・その2)
    おそらく右京の指示で振込人の口座の動きを調べて、3年前に今回のような不審な大金の振込があった相手口座が偽名の栗原玲子名義だったというのが、一番有り得る説明でしょうか。一之瀬の方も、さすがに振込には本名名義の口座は使わなかったのでは。
    一之瀬が容疑者として急浮上するのは、小手鞠との会話で氷室が赤坂の花屋で働いていたのを知ってからですので、この時点では犯人は特定できていなかったと考えます。
    また、伊丹たちは深川日菜子を発見した時に「栗原玲子さんですよね、氷室聖矢さんの元婚約者の」と話しかけていますので、青木に顔認証システムで探させただけであり、前述のシーンではもちろん、連行するまで本名は知らなかったのでしょう。

    (気になる点・その3)
    深川日菜子は失踪する筋書きの都合上、捜索される可能性があり本名ではまずいので栗原玲子を名乗らせましたが、内田絵里奈は婚約破棄する計画でしたので、本名でもよかったのでしょう。推測ですけど、破談になった後、週刊誌にでも氷室のある事ない事を暴露して、彼をさらに痛めつける予定だったのかもしれません。

    (気になる点・その4)
    任意同行ですが、失踪者が偽名を名乗り大金を授受していたのですから、叩けば埃が出そうですので任意聴取よりは取調室の方かな、と。

    今回は非常に面白かったので、いろいろと考察が楽しめました。長文失礼いたしました。

    • vsd1104 より:

      朝吉さん

      (その1)
      「自分が死んだとしても与えるダメージを最大にしたい」ならわからなくもないのですが、「ダメージを与えた結果生まれるもの」を見なくていいのか、というのが理解できないところでして。
      そばにいられなくなったとしても作品が発表されれば見ることはできるわけですし。
      うーん、「愛」ですか。もしかしたらそっちの方が個人的には理解できなくはないですね。死を選んだことの理由として。

      (その2)
      栗原玲子としてバイト代を受け取るために偽名での口座を利用していたかもしれませんが、そこに一之瀬からの入金があるか疑問、というのがありまして。
      回想シーンでは「契約成立」「約束の金はすぐに振り込む」というやりとりをしていて、その時点ではさすがに偽名口座を渡してはいなかったと思うので。
      可能性は限りなく低いけどゼロと断言はできない、と言われれば認めざるを得ませんが。

      (その3)
      計画通り婚約破棄したとして、内田絵里奈にとっては「デジタルタトゥー」になるんですよね。
      「そこまで考えず軽い気持ちで引き受けた」とすればそれまでですが。
      というか内田絵里奈が「婚約破棄したい」と言ったとして「はいそうですか」と話が進むとも思えませんが。何か「正当な理由」になりそうなことをでっち上げるつもりだったのですかね。

      (その4)
      「その2」のところでの「偽名口座」の可能性を失念していました。
      別人名義の口座を使っていたのだとしたら十分容疑者ですね。

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