相棒20 元日スペシャル 「二人」の脚本を書いた太田愛さんのブログを読んで

相棒20 元日スペシャル 「二人」の脚本を書いた太田愛さんのブログが話題になっているようです。

『相棒20元日SPについて(視聴を終えた方々へ)』
右京さんと亘さん、そして豪華なゲストの皆様の顔合わせで、お正月らしい、華やかなSPとなりました。脚本が撮影現場でかわっていくことはよるあることで、今回も楽しい…

脚本が撮影現場でかわっていくことはよるあることで、今回も楽しいアドリブ満載でした。

武先生(相棒3 第17話 「書き直す女」)もこういう考え方だったら事件は起きなかったのに。
なんて冗談は置いといて。

ただ、それとは全く別に一点だけ脚本家の立場から申し上げておきたいことがございます。
右京さんと亘さんが、鉄道会社の子会社であるデイリーハピネス本社で、プラカードを掲げた人々に取り囲まれるというシーンは脚本では存在しませんでした。

以下、説明が続きますが、あの描写で実際にそのような活動をしている人たちが傷つくんですかね? それは繊細すぎるのでは、と思いますが、太田さんが取材した相手は「取材をした結果あのような描写になったということは、あのように捉えていたのか」と感じるかもしれないな、とは思います。
ただ、個人的な感想を言うと、ビラには「裁判で戦っていきます」と書かれ、男は「訴えることにした」と言っていたので「裁判はこれから」と思ったのですが、実は裁判はすでに最高裁まで進んでおり、ちぐはぐというか、ビラは「戦っていきます」というのを直さずに使っていたとしても、男の説明は「訴えた」「裁判で戦っている」のようなものにすべきだったんじゃないかな、と。あと、男はバッジを着けていますが、あれは弁護士バッジでしょうか。弁護士であれば、あのような行動は自重させるものじゃないですかね。裁判をしているのですから。それともあの人たちは最高裁まで進んだ人たちとは別で、これから訴えるのでしょうか。そうだとしても弁護士同伴であんなことしないのでは、と思います。つまり、「あの描写はおかしいと感じる」ということです。

うまくまとまりませんが、脚本を改変するならするで説得力のあるものを作ってほしいな、と思います。
「エプロンに蝶ネクタイのまま尾行しようとする」刑事物なので無理かもしれませんが。
あと、これでケチついたからって再放送をしないとか、そういうことはしないでほしいです。図書館のやつとか、「シャブ山シャブ子」(相棒17 第4話 「バクハン」)とか、相棒16 第10話 「サクラ」もテレ朝チャンネルでは放送しないようですが、そういうのはやめてほしいですね。

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