相棒 -劇場版Ⅱ- 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜

公開日:2010年12月23日
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日本警察の要所・警視庁本部内で、前代未聞の人質籠城事件が発生した! 人質は、田丸警視総監、長谷川副総監をはじめとした、各部の部長ら幹部12名。現場となった会議室は機動隊と特殊捜査班SITによって完全に包囲されるが、犯人の動機は不明。要求もないまま、いたずらに時間が過ぎていくのだった。いち早く事件に気づいたのは、偶然にも犯人の男と遭遇した神戸尊とその連絡を受けた杉下右京。右京は会議室内の様子を把握することが肝心と、鑑識の米沢守や元特命係の陣川公平の協力を得て、誰も予想しなかった奇策に出た。彼が得た情報から、事件には元警視庁刑事と現役の警視庁職員が関わっていることが判明。そして徐々に明らかになってきたのは、衝撃の真実だった―。


感想/気になる点など
・潰れた染色工場に「開いてます」と誰の許可も取らずに侵入。
・右京「われわれ警察官にできることは、真実を知りたいと願う人間に代わって真実をつまびらかにすることだけなのです」って、それは違うのでは?
・右京は、副総監らセーリング部3人組に対して「これは、事件のあった夜、会議室で盗聴されていたものです」と、はっきり言っている。その後、盗聴器を取り付けた丸山(警察庁の警部)が自首して盗聴器を仕掛けたことを認める。そして、「盗聴録音はそれ自体著しく反社会的手段であり、相手方の人格権を侵害していて証拠能力はない」と右京は言う。だったらさ、最初から証拠能力がないものを「証拠です」と突き付けてたことになるじゃん。少なくとも、最初は「ただの録音であり、盗聴されたものとは知らなかった」という立場で物事を進めるべきだったんじゃないの? そもそも右京が盗聴を認めている時点で、証拠能力はなかったことになるわけでしょ? そこらへんはしっかりしてほしいな・・・
・神戸が大河内に「右京が立てこもり事件か何かを担当したことないか?」と聞くシーンがあるけど、相棒9 第9話 「予兆」のシーンと酷似。何これ、パラレルワールドなの?

相棒9
大:こんな時間に今度はなんだ?
神:気になることがあると、その日のうちに調べたくなるのが、僕の悪い癖。
大:気になること?
神:杉下さんと小野田官房長が関わった人質事件。僕が読んだ特命係の記録には残ってませんでした。大河内さんなら、何か知ってるんじゃないかな、と思って。
大:残ってなくて当然だ。特命係ができる前の・・・、いや、特命係ができるきっかけになった事件だからな。
神:きっかけ?
-事件の説明-
神:おかげで、納得がいきました。杉下さんと小野田官房長の間に、誰にも入ることのできない空気があるってことに・・・。

劇場版
神:正当防衛です。大河内さんって、意外とマスコミ受けするんじゃないですか?
大:そんなことを言うために呼んだのか?
神:また、そうやってすぐ怒らないでくださいよ。今日は、別のことが聞きたくて。
大:別のこと?
神:杉下右京は、以前に立てこもり事件か何かの担当をしていたこと、ありますか? いや、特命係に送られてくる前、一通り過去の記録は目を通したんですけど、そんな事件の事はなかった。大河内さんなら知ってるかな、と思って。
大:残ってなくて当然だ。
神:え?
大:特命係ができる前の・・・、いや、特命係ができるきっかけになった事件だからな。
神:きっかけ?
-事件の説明-
神:なるほど、おかげで納得がいきました。杉下さんと小野田官房長の間には、他の誰にも入り込めない空気がある。その理由に、です。
大:恨みや憎しみのような一方的な感情とも違う、決して交わることのできない特殊な関係・・・。
神:僕には、戦いに見えます。
大:戦い?
神:杉下右京と官房長の、それぞれが持つ2つの異なる正義の戦い。
大:絶対的正義と、大局的正義、か・・・。
(以下、略)

事件の説明でも少し違う部分はあるけど・・・「予兆」は警視総監らを人質にした事件が起きる前の話。劇場版の中での会話は、事件が起きた後のもの。このシーンが「劇場未公開」だったものかな? とにかく、ドラマで神戸が大河内から聞いた話はなかったことになっちゃったの? 劇場版だけ見た場合でも理解できるように、ということではあった方がいいシーンなのかもしれないけど。

キャスト
水谷豊:杉下右京
及川光博:神戸尊
川原和久:伊丹憲一
大谷亮介:三浦信輔
山中崇史(山中たかシ):芹沢慶二
山西惇:角田六郎
六角精児:米沢守
片桐竜次:内村完爾
小野了:中園照生
原田龍二:陣川公平
神保悟志:大河内春樹
益戸育江(高樹沙耶):宮部たまき
小西真奈美:朝比奈圭子(警視庁総務部装備課)
小澤征悦:八重樫哲也
石倉三郎:三宅貞男(警視庁生活安全部長)
葛山信吾:磯村栄吾(警視庁公安部外事第三課)
平岳大:丸山秀明(警察庁総務課)
丘みつ子:磯村幸恵(栄吾の母親)
江波杏子:李華来
品川徹:田丸寿三郎(警視総監)
宇津井健:金子文郎(警察庁長官)
國村隼:長谷川宗男(警視庁副総監 兼 警務部長)
岸部一徳:小野田公顕
名高達男:松下伊知郎(警視庁通信部長)
大森博史:鈴木光彦(警視庁地域部長)
井上高志:井手実篤(警視庁警備部長)
大出俊:原子嘉和(警視庁公安部長)
佐々木勝彦:寺門宗佑(警察学校校長)
五王四郎:田中靖(警視庁総務部長)
佐渡稔:鶴岡小太郎(警視庁交通部長)
重松収:川上博康(警視庁組織犯罪対策部長)
小木茂光:飯島政史(警視庁)
日向丈:岡安直樹(警視庁特殊班)
金井シゲル(金井茂):梅津道弘(警視庁第一機動隊)
藤井びん:劉賢荘
本宮泰風:曹良明
志水正義:大木長十郎
久保田龍吉:小松真琴
田口主将:医療法人社団幸療会事務長
窪園純一:警視庁副総監の秘書?
光岡湧太郎:植田(警視庁総務部装備課課長)
瀬戸口剛:警視庁公安部外事第三課(7年前の事件当時)捜査員
大久保綾乃:医療法人社団幸療会看護師?
江藤大我:マフィア(船で爆死)
重村佳伸:上海グループの息のかかった中国人店主?
宮崎敦吉
高嶋寛
山本直輝:記者
若狭勝也:記者
池野浩子:警視庁受付
鬼塚俊秀
前田一世
田中昌宏
竹内和彦
八巻博史
新虎幸明:警視庁駐車場の立番の警官
所博昭
午躍
ジェット・シー
斎藤幸男
倉迫偉世
長木昭親
アヒメット・タラット
岡本正仁
浜田大介
北岡龍貴:警視庁公安部外事第三課(7年前の事件当時)捜査員
西沢智治:マフィア(船で爆死)
白井雅士
矢島悠子:記者
Mikio Makino
Yutaka Yamagawa
Archie Ledesma
Mark Dolorito
Jessie Chua
Eiau Imperial

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