相棒17 第13話 「10億分の1」

放送日:2019年1月30日

第13話「10億分の1」2019年1月30日(水)|ストーリー|相棒 season17|テレビ朝日
『相棒season17』ストーリー。2019年1月30日(水)よる9:00~9:54放送、第13話「10億分の1」
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あらすじ

公式

冠城亘が接触した女性が投身自殺!?
人気フリマアプリの裏に隠された謎に特命係が迫る!

ある夜、亘(反町隆史)は、思い詰めた表情で橋の上にたたずむ女性に声を掛けるが、女性はすげなく立ち去る。数日後、橋本美由紀(大路恵美)というその女性がビルから転落死する事件が発生。警察は自殺と判断するが、右京(水谷豊)は遺体の状況に不審を覚え、彼女の死に責任を感じている亘と共に調べ始める。すると、美由紀は半年前から無職の状態で、ネットカフェで暮らしていたことが判明。フリマアプリで、日銭を稼いでいたことが分かる。取引履歴を見ると、彼女が行っていた売買の中で、“母の形見”という出品名の品だけが、不可解な高値がついていた。さらに調べを進めた右京と亘は、美由紀が転落死したビルで清掃作業をしていた中野絢子(大和田美帆)という女性が、フリマアプリを通じて美由紀と繋がりがあったことをつきとめる。追及された絢子は、「売買のやり取りをするうち、世間話をするようになっただけだ」と主張するが…!?

流行のツールで出会ったワケアリな女性たち
その背景には誰しもが抱える心の隙間が…!?
自殺か、他殺か…一件の転落事件が、底知れない闇をあぶりだす!!

ゲスト:大和田美帆 大路恵美

ネタバレあり

  • ある夜、冠城は思い詰めた表情で橋の上にたたずむ女性に声を掛けるが、女性はすげなく立ち去る。数日後、橋本美由紀というその女性がビルから転落死する事件が発生。美由紀が冠城の名刺を持っていたことから冠城に連絡が入る。
  • 右京は遺体の状況を不審に思い、冠城と共に調べ始める。飛び降りた部屋を見ると、美由紀の靴は脱ぎ捨てたように落ちており、窓際にはほこりが積もっていたが何か置いたように一部ほこりがなかったが、自殺であれば手を付いた跡が残るはずなのに残っていないため自殺ではない可能性もあると考える。
  • 美由紀は半年前から無職の状態で、ネットカフェで暮らしていたことが判明。ネットカフェで話を聞くと、最近様子がおかしかったという。そこに美由紀宛ての荷物が届き、フリマアプリで日銭を稼いでいたことがわかる。取引履歴を見ると、美由紀が行っていた売買の中で「母の形見」という出品名の品だけが不可解な高値がついていた。冠城は購入者の身元を突き止めて話を聞こうとしたが、逃亡したため逮捕。「購入したのは拳銃で、指輪のケースにロッカーの鍵も入れて届く約束だったのが届かなかったのでバレたと思って逃げた」という。
  • 右京は「出品とは別に交渉がなされ支払いと発送にフリマアプリが悪用されているのだろう、ネットを中心に犯罪行為をしているネオゴーストの仕業」と推理。また、美由紀が発送したはずなのにまだ届いていないのはおかしいが、美由紀はそれを抱えて転落したのではないかと可能性を指摘。
  • 右京と冠城は美由紀が転落死したビルで清掃作業をしていた中野絢子という女性がフリマアプリを通じて美由紀とつながりがあったことを突き止めて話を聞くと、「売買のやりとりをするうちに世間話をするようになっただけ、『いいもうけ話がある』と変な話を持ち掛けてくるようになって連絡を取らなくなった」と答える。
  • 組対五課が不正出品した人たちを連行し、取り調べ。犯人は相手によって説明を変えて協力させていたとみられる。
  • 青木が不正出品した人を勤務先住所でまとめると、時期によって場所が一定の範囲内で移動していることが判明。その中に絢子が清掃しているビルは含まれているものの美由紀が泊まっていたネットカフェはなく、犯罪に巻き込まれていたのは絢子と判断。冠城は絢子がいくつか削除した出品した物を削除した形跡があり、絢子が不正出品していたと考えて絢子の職場に行くが退勤後で、しかし託児所にまだ絢子の子どもはいることを確認。右京はネオゴーストが出入りしている場所を角田に聞く。
  • 絢子が柴田(ネオゴースト)に捕らえられ「今度何かしたら子どもの命はない、絶対何も言うな」と脅されていると、そこに冠城が現れて一味を逮捕。
  • 絢子を保護して話を聞くと、「1人で子どもを抱えて生活に追われるようになったら居場所がなくなった、1日中電話もメールもないがフリマアプリを始めたらたくさん連絡が来てうれしかった、売る物がなくなってもやめられなくなった、美由紀も同じでネットカフェに住むようになったのも誰かといる安心感が欲しかったからと言っていた、通じ合うものがあったが知れば知るほど嫉妬するようになった、美由紀の出品リストを見るたびに不愉快な気持ちになった、美由紀はフリマアプリを上手に使って違う自分を演出していてずるいと思った、同僚に出品リストを見られつまらない人間と言われているようで悔しかった、そんな時柴田と知り合っていい人という印象しかなく『宝石の在庫を抱えて困っている』という話を聞いて手伝った、ケースの中にロッカーの鍵を見つけてだまされていたと気付いたが柴田に脅されて続けるしかなかった、美由紀を身代わりに紹介して抜けようとしたが抜けられなかった」という。右京は「報復されずにやめる方法はないかと考えた」と言い、冠城は「美由紀が深夜のコンビニにいくつか荷物を持ち込んで店員が奥に引っ込んだ隙に指輪ケースを回収、端末は通しているので発送連絡は相手に行くようにした」と手口を説明。「配送物の紛失を装った、ロッカーの鍵が相手に渡らず3日たてばロッカーの利用期限が過ぎて係員がロッカーを開ける、そうすれば犯罪が明るみに出る、その3日目に美由紀は死んだが絢子に何か危害が加えられるのではないかと心配してビルに行ったと思われる」と言うと、絢子は「でも会っていない、気付いたら下が騒がしくなっていた、そこで『余計なことをするとおまえもああなる』と柴田に言われて何も言えなかった」と言う。右京が「何か思い出せることはないか」と聞くと、絢子は「ガラガラと何かを転がすような音を聞いた」と答える。そこに絢子の子どもを見ていた警官が入ってきて「子どもが吐いた」と言うと、右京は「吐いたものはどこへ?」と聞く。
  • 坪山(宅配便の配達員)が現場の部屋にひそかに入ると、右京と冠城がいて「捜し物はこれでは」とボタンを見せる。坪山のシャツのボタンは取れていたが、ボタンは絢子の子どもが飲み込んでいたもの。「犯罪に利用されたアカウントの所有者をグループ分けしたところこの1年で3回場所が移っていた、それはあなたの配達地区が変わったから、つまり犯罪に利用されたアカウントの所有者はあなたの配達地区から選ばれた、利用できそうな人を捜して情報を売っていた、あなたが情報を売っていた柴田はもう逮捕されている、あの夜何があったのか」と聞くと、坪山は「柴田に『美由紀が絢子に会いに来るかもしれない』と言われているのを美由紀に見られビルに入った、ロッカーの鍵を渡すよう言ったが逃げたため絢子の子どもを『落とす』と脅してロッカーの鍵を渡すよう迫った(子どもを抱えている時にボタンを取った)、でも突き落としていない」と説明。
  • 右京と冠城は絢子に「美由紀を襲ったのは坪山だが彼が突き落としたのではない、坪山が子どもを窓際に置いて鍵を受け取ろうとしたが子どもが窓の外に落ちそうになったため美由紀が助けようと抱えながら落ちた、奇跡的に無傷で母親を求めて自分で戻ったとしか思えない」と事件当時の状況を説明。また、美由紀のネットカフェの個室にあったメモを見せる。それは絢子が送ったもので、絢子は「こんなのまだ取ってたの」と言うが、右京が「フリマアプリは自分にとって何でもないものでも他の誰かのためになるというもの、あなたの何気ない心配りが美由紀にとっては何よりも胸にしみたのだろう」、冠城が「危険を承知でロッカーの鍵を隠した」と言うと、絢子は「美由紀は(アプリの出品数が10億件を超えており私たちの出会いは)10億分の1と言っていた」と涙を流す。
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感想/気になる点など

  • 冠城、ネオゴーストの根城に令状もなく乗り込む。住居侵入?
  • 坪山、事件2日後も事件当日と同じシャツを着てるの? 洗濯もせずに? もうちょっと作業着な感じならともかく。
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キャスト

水谷豊:杉下右京
反町隆史:冠城亘
鈴木杏樹:月本幸子
川原和久:伊丹憲一
山中崇史(山中たかシ):芹沢慶二
山西惇:角田六郎
浅利陽介:青木年男
大和田美帆:中野絢子(ビルの清掃員、パチスロの店員)
大路恵美:橋本美由紀
石住昭彦:坪山俊雄(カナリア急便配達員)
笠原秀幸:柴田(ネオゴースト)
光岡湧太郎:野口(ビルの清掃員)
中川光男:重田(ビルの清掃員)
久保田龍吉:小松真琴
粕谷吉洋:美由紀が寝泊まりしていたネットカフェの店長
瑞帆:託児所スタッフ
杉山薫:不正出品していた女
政修二郎:不正出品していた男
下石知美:大樹を連れてきた婦警
足立信彦:不正出品していた男
荒川浩平
佐藤凪:中野大樹(絢子の子)
佐藤碧:
彩羽
来夢:
東慶介:
寺本翔悟:
北村海:

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主な複数回出演者

大路恵美は長峰千沙子役で相棒7 第8話「レベル4~前編」第9話「レベル4~後編・薫最後の事件」に出演。
笠原秀幸は野村弘役で相棒8 第3話「ミス・グリーンの秘密」、上野拓馬役で相棒12 第14話「顔」に出演。
光岡湧太郎は検査技師役で相棒2 第1話「ロンドンからの帰還~ベラドンナの赤い罠」、植田(装備課課長)役で劇場版Ⅱ -警視庁占拠! 特命係の一番長い夜-に出演。

相棒 複数の役で出演した人(シーズン17)
「相棒に複数の役で出たことのある人」、シーズン17出演分です。第1話、第2話「ボディ」久松信美・蜷川輝明(相棒2第11話)・西康介(相棒5第8話)・錦貴文(相棒6第19話)・警察庁の人事課長(相棒11第4話)・石森(雪谷署生活安全課)(相棒...
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ロケ地

劇中の場所 撮影場所
冠城が橋本美由紀と出会った場所 中央大橋(隅田川)
ネットカフェ エバーボックスの建物前 秋葉原駅付近の路上(PCコンフル秋葉原本店付近)
ネットカフェ エバーボックス(橋本美由紀が利用していたネットカフェ) アイ・カフェ AKIBA PLACE店
中野絢子が働いているパチンコ屋 ことぶき平野店
警視庁 右京と冠城が中野絢子に話を聞いた部屋 川崎マリエン 第7会議室
中野親子と橋本美由紀が写真を撮った公園 府中の森公園

<撮影場所ごとのまとめ>
川崎マリエン[HP][当ブログの記事]:警視庁(右京と冠城が中野絢子に話を聞いた部屋)
ことぶき平野店:中野絢子が働いているパチンコ屋
府中の森公園:中野親子と橋本美由紀が写真を撮った公園
アイ・カフェ AKIBA PLACE店[HP]:ネットカフェ エバーボックス(橋本美由紀が利用していたネットカフェ)
中央大橋(隅田川):冠城が橋本美由紀と出会った場所
秋葉原駅付近の路上(PCコンフル秋葉原本店付近):ネットカフェ エバーボックスの建物前

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