相棒5 第1話 「杉下右京 最初の事件」

放送日:2006年10月11日

相棒5
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あらすじ(ネタバレあり)

公式

ミリタリーマニアに襲撃され、殺害されたホームレスの所持品の中から恩賜の懐中時計が見つかった。右京(水谷豊)は22年前、旧伯爵家・御手洗邸で発生した強盗殺人事件で恩賜の懐中時計が盗難品として届けられていたことを思い出す。強盗は御手洗家の長男・晃一(佐藤 一平)を殺害して逃亡。事件はそのまま時効となっていた。右京は今回見つかった懐中時計を手に御手洗家へ。認知症を患っている晃一の母・嘉代(馬渕晴子)に時計を見せると、以前書生をしていた里中(横田エイジ)に父があげたものだという。ということは殺されたホームレスは里中なのか?右京は晃一の妻・律子(平淑江)から里中の写真を借りるが、律子は「もう時効だから」と22年前の事件に触れられることをなぜか嫌がる。

 被害者は御手洗家の元書生・里中だった。右京と薫(寺脇康文)は御手洗家を訪ね、里中にあげた恩賜の懐中時計をなぜ盗まれたと証言したのか、晃一の父・泰彦(神山繁)に確認する。当時は混乱していたから、と言う泰彦だがどこか歯切れが悪い。事件当時は5歳で今は次期首相候補の宗家(勝野洋)のもとで秘書をしている聖子(奥菜恵)も事件に興味があるようだ。そのとき右京らを刑事と聞いた嘉代が取り乱し、犯人は勝手口から逃げたと言い出した。確か証言では玄関からだと…。すると嘉代は泰彦に注意され「本当は知らないの」と突然取り乱す。「知らない」とはどういう意味なのか?

 薫から話を聞いた妻の美和子(鈴木砂羽)は、それとなく嘉代に近づきこっそりと取材。嘉代は長男が殺されたことを告げると、なんと「でもね、死んだ方が良かったの」と意外なことを口にする。事件当時は皆が悲しんでいたようだが「死んだ方が良かった」とは?
 と、そんな右京らに聖子が事件について知りたいと連絡してきた。

 誰かを庇うために強盗事件という筋書きをでっち上げたのではないか。右京は聖子に自らの考えを明かす。聖子も祖母の嘉代に真実が知りたいと迫るが、母の律子にきつく止められてしまう。翌朝早く、嘉代が変死体で発見された。右京が他殺の可能性が高いと指摘すると、泰彦が自首してきた。認知症の妻が不憫だったからだというが、本当にそれだけか。
 聖子をたった一通の手紙で秘書にした宗家に疑問を抱いた右京らは、宗家がかつて御手洗家の書生だったことを知る。だから聖子を雇ったのか。右京らは宗家にも22年前の事件について話すが…。

 嘉代の葬儀にやってきた宗家をつかまえた右京らは、22年前の事件当日、宗家も御手洗家にいたのではないか、と疑問をぶつける。聖子が童話を読んで寝かしつけてくれたことを思い出したからだ。が、律子はあれは里中だったと否定。聖子の記憶も曖昧になっていく。右京はそんな聖子に殺された父・晃一に童話を読んでもらったことはないか、と聞くが、聖子にはそんな記憶はないという。右京はなぜそんなことを聞いたのか?

 右京と薫は拘置所の泰彦から呼び出され、22年前に晃一を殺したのも自分だと告白される。すぐに暴力を振るう晃一にカッとなり、もみ合いからナイフで刺してしまったという。しかし、右京は泰彦が誰かを庇っているとしか思えない。右京は宗家が犯人ではないか、とにらんでいるようだ。しかし、永田町でも人格者と評判の宗家が殺人など…。そんな宗家のもとに律子から会いたいという電報が舞い込んだ。宗家は予定をキャンセル、待ち合わせ場所へと出かけていく。

 電報は宗家と律子を呼び出すために右京らが出したものだった。聖子とともに現れた右京と薫は事件の謎解きを始める。聖子も父から性的虐待を受けていた事実を思い出していた。当時、そのことに激昂した宗家が晃一を殺害、晃一の行為に手を焼いていた泰彦らが22年間宗家を庇っていたのだった。潔く罪を認める宗家、海外生活があり時効は成立しないこともわかった。必死で庇おうとする律子だが、宗家は背負ってきた重い十字架を下ろしたいという。そんな宗家に右京は聖子に実の父と名乗るべきでは?と勧める。宗家の聖子を思う気持ちの強さに、右京は父親の愛情を感じていたのだった。
 宗家は逮捕されたが聖子も政治家を目指して頑張ると右京らに誓う。“父”宗家のような立派な政治家になりたいと…。
ゲスト: 奥菜恵、平淑恵、神山繁、勝野洋 ほか

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キャスト

水谷豊:杉下右京
寺脇康文:亀山薫
鈴木砂羽:亀山美和子
高樹沙耶(益戸育江):宮部たまき
川原和久:伊丹憲一
大谷亮介:三浦信輔
山中たかシ(山中崇史):芹沢慶二
山西惇:角田六郎
六角精児:米沢守
片桐竜次:内村完爾
小野了:中園照生
岸部一徳:小野田公顕
奥菜恵:御手洗聖子(宗家房一郎の秘書)
馬渕晴子:御手洗嘉代(聖子の祖母)
平淑恵:御手洗律子(聖子の母)
石田登星:御手洗眞治(律子の現夫、泰彦の次男)
佐藤一平:御手洗晃一(律子の元夫、泰彦の長男、22年前に殺される)
高杉哲平:御手洗泰治郎(聖子の曽祖父)
横田エイジ:里中邦明
山崎画大:岡安敏男(ミリタリーマニア)
野平ゆき:御手洗家の家政婦(22年前)
野口寛:病院で亀山が霊安室にいることを教えてくれるホームレス
八下田一徹:伍長(ミリタリーマニア)?
志水正義:大木長十郎
中嶋修:
浜田大介:22年前の強盗(偽物)?
久保田龍吉:小松真琴
清河寛:嘉代の事件現場にいた所轄の刑事?
大橋寛展:22年前の強盗(偽物)?
白井勝雄(吉川勝雄):宗家房一郎の秘書
島田真由美:
上野智之:
平井恵助:鑑識員
松野果音:宗家が被災地に行ったニュースを伝えるアナウンサー
仲川みきえ:御手洗聖子(幼少時代)
神山繁:御手洗泰彦(聖子の祖父)
勝野洋:宗家房一郎(衆議院議員、政調会長)

相棒 複数の役で出演した人(シーズン5)
「相棒に複数の役で出たことのある人」、シーズン5出演分です。第1話「杉下右京最初の事件」平井恵助・鑑識員(相棒5第1話)・記者(相棒7第10話)吉川勝雄(白井勝雄)・宗家房一郎の秘書(相棒5第1話)・大河内の部下(相棒シリーズ米沢守の事件簿...
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ロケ地

劇中の場所 撮影場所
関東医科大学病院 霊安室 東映東京撮影所 Gスタジオ 会議室
岡安敏男が働く役所 埼玉県和光市役所
麹町東署 外観(使い回し) 川崎マリエン
右京と亀山が御手洗家を出た後に通った道 西大通り(さいたま赤十字病院前)
美和子が御手洗嘉代と話をした病院 昭和大学 横浜市北部病院
右京と亀山が美和子や御手洗聖子と話をした店 日比谷茶廊
警視庁 刑事部長室 川崎マリエン 第6会議室
警視庁 廊下 川崎マリエン
右京と亀山が聖子に話を聞いた場所 リーガロイヤルホテル東京
御手洗嘉代が死んだ場所 高松八幡神社
右京と亀山が初めて宗家房一郎に会った部屋 第一ホテル東京シーフォート
東京拘置所 通路 さいたまスーパーアリーナ 地下関係者通路
東京拘置所 駐車場 さいたまスーパーアリーナ 地下関係者駐車場
拘置所を出てすぐに通った道 国道17号線(県道56号線と交差する辺り)
拘置所を出た後に通った道 西大通り
六本木ガーデンテラス(宗家房一郎と御手洗律子を呼び出して話をした場所) テレビ朝日 屋上
警視庁 ロビー 川崎マリエン 業務棟 1階
警視庁 伊丹らがたばこを吸っていた場所 川崎マリエン ホール
右京と亀山が小野田と歩いた場所 日比谷通り

<撮影場所ごとのまとめ>
第一ホテル東京シーフォート[HP]:右京と亀山が初めて宗家房一郎に会った部屋
リーガロイヤルホテル東京[HP]:右京と亀山が聖子に話を聞いた場所
埼玉県和光市役所:岡安敏男が働く役所
さいたまスーパーアリーナ[HP]:東京拘置所 通路、駐車場
昭和大学 横浜市北部病院[HP]:美和子が御手洗嘉代と話をした病院
東映東京撮影所[当ブログの記事]:関東医科大学病院 霊安室
西大通り(さいたま赤十字病院前):右京と亀山が御手洗家を出た後に通った道、拘置所を出た後に通った道
日比谷茶廊[HP]:右京と亀山が美和子や御手洗聖子と話をした店
川崎マリエン[HP][当ブログの記事]:警視庁(刑事部長室、廊下、ロビー、伊丹らがたばこを吸っていた場所)
高松八幡神社:御手洗嘉代が死んだ場所
国道17号線(県道56号線と交差する辺り):拘置所を出てすぐに通った道
テレビ朝日(屋上):六本木ガーデンテラス(宗家房一郎と御手洗律子を呼び出して話をした場所)
日比谷通り:右京と亀山が小野田と歩いた場所

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