放送日:2025年10月22日
あらすじ
公式
人間国宝の邸宅から発見された人骨
疑惑の殺人事件との関係は!?右京(水谷豊)は、瀧澤家の納屋から、かなり年季が入っていると思われる人骨を発見し、捜査一課に通報。瀧澤青竜 (片岡鶴太郎)、美沙子 (阿知波悟美)、呉竜 (青柳尊哉)が集められ、事情聴取が行われる。と、呉竜が「洗いざらいしゃべる」と言って、経緯を語り出した。その後、青蘭 (しゅはまはるみ)も含めて、警察での事情聴取が行われるが、一同に悪びれる様子はなかった。また、美和子(鈴木砂羽)は、野々宮恵子(細川直美)とともに瀧澤一家を直撃。死刑判決を受けている田埜井(菅原卓磨)の事件と、今回の白骨発見を結び付けた報道をマスコミに促す。一連の状況は、検事総長の臥龍岡詩子(余貴美子)も注視していた。そんな中、右京は、呉竜の“自白”自体に信ぴょう性がないと感じているようで、青竜たちにある罠を仕掛けるため動いていた。
白骨遺体から真相を手繰り寄せる特命係
その背後では国家権力の闇がうごめき…!?
時を隔てて繋がる二つの事件が急転直下の結末に向かう!ゲスト:片岡鶴太郎 阿知波悟美 細川直美 しゅはまはるみ 青柳尊哉 余貴美子
ネタバレあり
- 瀧澤青竜らに話を聞く。「呉竜が土蔵の南京錠を開けて中に入ったことはわかっている」と指摘すると、呉竜は「15年ほど前に師匠(青竜)一家が地方に行った真夜中に一人で留守番をしていたが泥棒が入ってきてもみ合いの末殺して庭に埋めて隠した、その後初代王竜(先代の飼い犬)に見つかったため師匠に洗いざらい話した、相手の身元もわからない」などと説明。
- 瀧澤青竜ら、取り調べ。
- 瀧澤呉竜、取り調べが終わると賭博容疑で逮捕される。
- 右京は「作り話」と推理。
- 帰宅した青竜らに美和子と野々宮恵子が突撃するも話すことはないと言われる。
- 野々宮恵子が白骨の件をネットにアップする。
- 右京、留置場にいる呉竜に「土蔵に勝手に住み着いた物乞い」について聞くが「考えすぎ、見てきたようなうそに決まっている」と答える。それに対して右京が「あなたが厳しい取り調べに音を上げて白骨の正体を土蔵に勝手に住み着いた物乞いと白状したと言ってみる」と告げると「殺した相手は物乞い、それ以外は前の説明と同じ」と説明。また、重松乙彦(瀧澤青竜の息子)について聞くと「家族は円満だった」と答える。
- 瀧澤光竜を任意同行して乙彦について聞く。
- 亀山、瀧澤青蘭(青竜の娘)に「光竜が連行されてきた」と連絡。
- 美彌子、臥龍岡詩子(検事総長)に「田埜井肇の死刑執行のための書類決裁が進められている」と耳に入れる。
- 右京と亀山が青蘭と話をする。光竜からは「内弟子いびりが壮絶だったらしい、小便を飲ませるのは序の口で当時内弟子は皆やめてしまった」と聞き、青蘭も「兄はいらない」などと言っていたことを指摘。すると「問題起こして高校退学後に米国留学して帰国後に公務員になった、消えてなくなれと思ってた」と思いを打ち明ける。
- 角田が右京と亀山を率いて瀧澤邸へ行き話を聞く。「15年前の家族旅行に乙彦は行ったのか」と疑問をぶつけると、青竜は「家族旅行に一緒に行っていないがその数日前に衝突して家を出ていたため呉竜が物乞いを殺した日に乙彦は家にはいなかった」と説明。
- 右京と亀山は呉竜に「物乞いを殺したのは本当は乙彦だったんじゃないか」と指摘。呉竜は笑ってごまかすが右京は「図星」と考える。
- 右京と亀山は峯秋に「確たる証拠はまだ」と説明。しかし美彌子は「急がないと間に合わないかも」と言う。(その頃すでに副大臣まで死刑執行の書類が回る)
- 右京と亀山は呉竜に「みんなで見て」とDVD?を渡す。中には右京の新作講談「物乞殺し乙彦出奔」(乙彦が家に住み着いた物乞いを殺して庭に死体を埋めた、しかし物乞いの亡霊から逃げられず日に日に追い詰められてゆき切腹しようとしたが腹を切って死ぬことができず首を切って自殺をした、そこにちょうど田埜井が盗みに入ってかつての恨みをぶつけてめった刺しにした)が入っており、青竜らがそれを見ている時に伊丹らが家宅捜索に入る。青竜らは庭に出され、そこで「自殺の証拠なんて出るものか」「われわれはいくつ橋を渡ったのか、気が付いたら引き返せない所にいた」などと話をしていたのを遠くから集音装置を使って右京と亀山が録音。「どんな橋を渡ったのか」と聞くと、青竜は「当時田埜井の強盗殺人を信じて疑わなかった、乙彦の遺体を荼毘に付して気持ちが落ち着いた頃に日記(物乞いを埋めて庭に埋めた、捕まるのはみじめで嫌だから腹を切るつもりと書かれていた)を発見して庭から遺体を見つけて日記の内容を信じた、遺体発見時に掘り出すと臭いの問題もあったから8年後に掘り出して蔵に入れた」などと説明。そして乙彦の日記を残しており、それを提出。
- 右京と亀山は乙彦の日記を田埜井えん罪の証拠として臥龍岡に突きつけ、執行準備を止めるよう迫る。そこへ美彌子から「間に合った」と電話が入る(法務大臣が署名をしている最中だった)。臥龍岡はかつて死刑廃止の運動をしており、「処刑後にえん罪が判明した方が反響が大きい、荒療治が必要」などと考えての行動だった。そして罪を認めて記者会見をしようとするが、右京は「それはテロリストの犯行声明に等しい」として止める。
- 青竜、記者に対して説明。
感想/気になる点など
- 臥龍岡詩子、想像以上にエキセントリックだったけど。「そうじゃないだろ」感が残る。
キャスト
水谷豊:杉下右京
寺脇康文:亀山薫
森口瑤子:小出茉梨
鈴木砂羽:亀山美和子
川原和久:伊丹憲一
山中崇史:芹沢慶二
山西惇:角田六郎
田中隆三:益子桑栄
篠原ゆき子:出雲麗音
松嶋亮太:土師太
片桐竜次:内村完爾
小野了:中園照生
片岡鶴太郎:瀧澤青竜(講談師、本名重松五十六、人間国宝に認定された講談界の重鎮)
阿知波悟美:重松美沙子(青竜の妻)
細川直美:野々宮恵子(ジャーナリスト、田埜井と接見するため形式的に結婚)
しゅはまはるみ:瀧澤青蘭(青竜の娘で講談師、本名重松美羽耶)
青柳尊哉:瀧澤呉竜(講談師、青竜の弟子、本名中永誠一)
中林大樹:瀧澤光竜(講談師、青竜の弟子)
菅原卓磨:田埜井肇(死刑囚)
前田峻輔:重松乙彦(青竜の息子、15年前に死亡)
政修二郎:
本多新也:田埜井肇が入っている拘置所の刑務官
滝沢花野:臥龍岡詩子の秘書
北之内直人:警視庁 留置場係
堀籠ゴメス:
井元結衣:
三浦圭祐:法務省で決裁の書類を持って回った人
白畑真逸:法務省幹部(臥龍岡詩子に「検事総長就任に一部から懸念が」などと言った人)
針原滋:法務大臣
今村均:法務副大臣
矢彦沢清志:法務省 第2会議室で書類に判を押した人
花ヶ前浩一:東田(法務省 刑事局長)
高松克弥:法務省 第15会議室で書類に判を押した人
宮下泰幸:法務省 事務次官
余貴美子:臥龍岡詩子(検事総長)
杉本哲太:衣笠藤治
仲間由紀恵:社美彌子
石坂浩二:甲斐峯秋
主な複数回出演者
- 白畑真逸は田川浩(ネオスペック 部長)役で相棒20 第16話 「ある晴れた日の殺人」に出演。
- 針原滋は真野晃三(正義の祖父)役で相棒21 第21話 「13~隠された真実」に出演。
- 今村均は記者役で相棒8 第14話 「堕ちた偶像」、藤田洋二(爆発事故で死亡)役で相棒13 第11話 「米沢守、最後の挨拶」、警視庁幹部役で相棒15 第18話 「悪魔の証明」に出演。
ロケ地
劇中の場所 | 撮影場所 |
---|---|
瀧澤邸(門と庭以外) | 古民家スタジオ まきのした住宅[HP] |
瀧澤邸 門 | 水車屋[HP][地図] |
警視庁 廊下 | 川崎マリエン 交流棟の廊下[HP] |
野々宮恵子がいた駐車場 | ダイドウトランスプラネット 大黒センター 駐車場[HP][ロケ地情報] |
検事総長室 | ダイドウトランスプラネット 大黒センター[HP][ロケ地情報] |
警視庁 刑事部長室 | 川崎マリエン 第6会議室[HP] |
光竜が記者に囲まれた場所 | 横浜にぎわい座(おそらく)[HP] |
右京と亀山が瀧澤青蘭と話をした場所(講談の会場) | 横浜にぎわい座[HP] |
瀧澤邸 庭 | 水車屋[HP] |
警視庁 副総監室 | 川崎マリエン 第7会議室[HP] |
警察庁 峯秋の部屋 | 川崎マリエン 第7会議室[HP] |
瀧澤呉竜の住んでいるマンション | 練馬区のマンション1019 |
<撮影場所ごとのまとめ>
古民家スタジオ まきのした住宅[HP]:瀧澤邸(門と庭以外)
水車屋[HP]:瀧澤邸(門と庭)
川崎マリエン[HP][当ブログの記事]:警視庁 廊下、刑事部長室、副総監室、警察庁 峯秋の部屋
ダイドウトランスプラネット 大黒センター[HP][ロケ地情報]:野々宮恵子がいた駐車場、検事総長室
横浜にぎわい座[HP]:光竜が記者に囲まれた場所、右京と亀山が瀧澤青蘭と話をした場所(講談の会場)
見逃し配信(無料)
視聴期限:2026年3月31日 23:59まで
次回予告

2025年10月29日(水)よる9:00~9:54
第3話「警察官B」
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